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酒鬼薔薇聖斗、和歌山毒カレー…若い世代の記憶に残る「平成の10大事件」は?

コラム

7位:和歌山毒物カレー事件 38%

 1998年7月25日、和歌山市で行われた夏祭りで提供されたカレーに毒物ヒ素が混入された事件。カレーを食べた67人が体調不良を訴え、うち子供を含む4人が死亡しました。

 逮捕されたのは元保険外交員の林眞須美(当時37歳)と、元シロアリ駆除会社のその夫。カレー事件以外にも、保険金詐欺などで起訴され、2009年に林眞須美の死刑が最高裁で確定しました

「本人がインタビューに応じていたり、記者やカメラマンに対してホースで水をぶっかける映像が繰り返し流れていたりと、事件そのものより、林眞須美というキャラクターの印象が強い」(27歳・男性・東京)

「不特定多数の人間の出入りする公共施設やイベントが、無差別テロに対して、非常に脆弱である事を露呈させ、国内外の公共設備やイベントの保安に、大きな影響を与えたため」」(30歳・男性・栃木)

 林死刑囚は、保険金詐欺については認めたものの、毒物カレー事件の関与に関しては否定。再審請求をするなど今も無実を訴え続けています。

5位:SMAP解散、熊本地震 41%

アイドル

※画像はイメージです

 5位には日本中が大騒ぎとなった重大事件、平成を代表するアイドルグループSMAPの解散と、今も傷跡残る九州地方を襲った震災が同率ランクイン。

 まず、2016年12月31日で解散したSMAP。テレビ、新聞、雑誌などを約半年にわたって賑わせた解散報道にはこんな声が寄せられました。

「あれだけ長く活躍してきたグループが終わりを迎えたということと同時に平成も終わっていくというのは何とも言い表せない」(26歳・男性・愛知)

「ジャニーズといえばSMAPだったから、解散してしまい悲しい。平成の終わりを告げるような感じがした。とはいえ、一方で今もみんな個々で活躍しているからやはりすごいなぁと思う」(24歳・女性・埼玉)

 多くの人がその解散を惜しむ一方、今もソロで活躍を続けるメンバーたちへのエールも寄せられました。同率で選ばれたのは、2016年4月14日に熊本県と大分県で襲った、最大震度7を記録した大地震

「自然の怖さを改めて実感したし、テレビで熊本城の石垣がバラバラになり、崩壊しそうになっている映像が衝撃的だった」(25歳・男性・千葉)

 260人以上もの死者と、2800人もの負傷者を出し、しかも東日本大震災から5年経過という間もないタイミングだったため、その恐怖を思い出したという声が寄せられました。

4位:東京電力福島第一原発事故 42%

 2011年、東日本大震災の発生に伴い、津波の被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所での事故が4位に。3基もの原子炉が水素爆発し、大量の放射性物質が拡散。いまもその傷跡が残っています。

「留学中だったので直接、日本では見られなかったのですが、海外でも話題になっていた。どれくらいの被害、混乱が生じたのか改めて聞いてみたい」(26歳・男性・山梨)

「いまだに帰宅できない福島の人たちや、立ち入りに制限がかかる区域があると思うと、やるせない。今後のことも考えると後世に与えた影響は、日本の歴史上、最大ではないだろうか」(29歳・男性・京都)

 国際原子力事象評価尺度において、チェルノブイリ原発事故に次ぐ史上2番目の規模の原子力発電所事故とされています。

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