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実力派“コント職人”しずる。「童貞と足立区」がネタ作りの原点

40万円の学費を払ったから前に出ていた

しずる

――村上さんは事務所の養成所(NSC)で講師もされた経験があるそうですが、ご自身の養成所時代で印象深い体験はありますか?

村上:入学から1か月ほど経ってもコンビを組むことすら出来なかったので、「相方がいないから、『ネタ見せ』に出ない」と言い訳していて……。池田、ライス、鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)といった目立つメンバーを、「すごいな」と思って見ていましたが、かたや「まだネタを見せていない自分のほうが、面白い可能性があるのでは?」という淡い期待感も持っていました。

――村上さんとは対照的に、池田さんは「積極的に前に出られていた」とのことですが、どのような理由があったのでしょうか?

池田:40万円の学費を払っていたことが大きいですね。とにかく誰よりも、前に出るようにしていました。もし無料だったら、絶対に前に出ることはなかったと思います。目立っていたこともあり、いろいろな人から「一緒に組もう」と声をかけてもらったんですけど、「ただ前に出ていただけだった」ことが、しばらくするとバレてしまい……。徐々に存在感を示せなくなっていきました。

自分が思い付かないネタを見ると悔しい

――そんなお二人がコンビを組まれるまでの経緯を教えてください。

村上:池田、ライス、鬼龍院翔は、「スクールカーストの上位層」にあたるグループだったので、僕はメチャメチャ意識していました。「どうにかグループに取り入れてもらおう」と思って頑張っていたら、ある日の帰り道にライスの関町(知弘)に声をかけられて、その時はとても嬉しかったです。僕がグループに入れてもらってから、池田がコンビを解散し、グループ内でフリーだった僕らが組むことになりました。養成所の入学から半年くらいたったころですかね。

――池田さんも、当時の村上さんのように他の芸人さんを意識したり、「ジェラシー」を感じるようなことはありましたか?

池田:「売れた」とか、乗っている車、身につけている物の違いでは、そこまでジェラシーは感じません。でも、自分が絶対に思いつかないようなネタで笑いをとっている人がいるとつい悔しくなりますね。例えば、2700のやっているような「リズムネタ」とか。「誰にも負けたくない」という気持ちはあるので、とりあえず音を使ったネタを考えてみるんですけど、まったく何も思い浮かばなくて……。本当に悔しいです。

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