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明石家さんまとの共演で衝撃。“相棒俳優”山西惇が語る、人生の分岐点「天才ってこの人のこと」

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水谷豊は「圧倒的にタフな方」

相棒

「相棒 season 19」 ※画像はテレビ朝日より

――山西さんからご覧になった杉下右京役・水谷豊さんはどんな方でしょう。

山西:まず、主役として『相棒』というお化けドラマを20年間引っ張っていらっしゃるのが凄いと思いますし、圧倒的にタフな方という印象です。

 ずっと右京さんでありながら、つねに先を見て新しいことにも挑戦なさっている姿勢には頭が下がります。『相棒』以外でも脚本をお書きになったり、監督として作品を撮られたりしていますが、いつもめちゃくちゃ楽しそうなんですよ。キラキラしてますよね。

――右京さんの“相棒”は歴代4人。“相棒”が変わると、現場の雰囲気に変化があったりするのでしょうか。

山西:誰かの新たな加入によって、現場の雰囲気が変わったと感じることはほぼないです。逆に、新しく入ってこられる方は大変かもしれません。

――すでにチームの空気が出来上がっているから。

山西:そうなんですよ。だから、Season19から参加された篠原ゆき子さんも、最初は大変だったと思います。本当、劇団のような空気感でやってますから。

 ただ、どんな時も(水谷)豊さんがフランクに垣根なく接していかれるので、新しく入ってこられる方もいつの間にか『相棒』の空気に馴染まれますよね。『相棒』の空気感は変わらないけど、つねに風が吹いている気はします。

自分と役の境目がなくなっている

山西惇

――プレシーズンから20年間、角田課長を演じて、山西さんが1番実感しているのはどんなことでしょう。

山西:だんだん自分と役との境目がなくなっている感覚はあります。僕はずっと、自分のことを人当たりのいいタイプだと思っていなかったんですね。だから、角田課長のように誰にでもフラットに接することができる人に憧れているところもありました。

 最初はそんな距離感で役と付き合ってきましたが、次第に自分の方が役に近づいてきたっていうのかな。今は以前と比べて、初対面の人ともだいぶフラットに話せるようになりました。角田課長のように。

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