入居者の7割はツイッター経由。ゲーマー特化型の「不動産投資」で稼ぐコツ
運営コスト簡略化のための工夫とは?
入居者数が多く、出入りも一般賃貸よりも頻繁なシェアハウス。運営コストを簡略化するためにもさまざまな工夫をこらしている。
「水回りを含めた共用部の清掃は家賃を5000円前後下げることを条件に入居者の方に委託。週1回1時間程度の掃除をしてもらいます。内見申し込みの対応もリーダー的な役割を果たす入居者を決め、その方に一任。また、現在は男女問題をあらかじめ防ぐという観点から男性専用にしています」
さらに特殊なのが集客方法。コストをほとんどかけない独自の方法を採用している。
「シェアハウスのポータルサイトにも掲載していますが、入居者の7割はツイッター経由。これなら仲介手数料もかかりません。ゲーマーが最も多く利用するSNSがツイッターなので相性がよく、ゲーミングシェアハウスのアカウントを運用して募集しています」
入居属性を特化することで家賃を抑える
入居属性を特化することで集客コストは大きく減少。そのかいもあって、月々の家賃を抑えることができているとのこと。
「普通のシェアハウスでは、『家賃が安い』程度ではバズりませんが、コンセプト特化型だと『ゲーマー向け物件にこの値段で住める!』となり、話題性は十分です。費用をかけずに見込み客にリーチでき、将来の入居者候補を確保。価格だけで勝負してしまうとキリがないですが、明確なコンセプトを加えることで安定した運営ができます」
世間の逆風も何のその。入居者が集まり続ける物件には、競合とは異なる勝算が存在している。