経済効果300億円の人気アニメ「おそ松さん」ヒットの理由。監督と構成作家が語る
『おそ松さん』のココを観ろ!3選
【14話「キラキラファントムストリーム」】
三男のチョロ松がキラキラしようと試みるエピソード。「『人がうらやましいけど、努力はなしでうまくやりてぇ』という皆がもっている気持ちをよく表現できたと思います」(藤田)
【15話「コスプレ松」】
さまざまな職業になった6つ子たちのショートショート。「7話と合わせて『おそ松さん』要素が詰まった入り口に最適な回かな。これを観てダメだったら我々は戦えません(笑)」(松原)
【22話「やりたい刑事」】
伝説の刑事ドラマをリスペクトした22話。「『誰向けなんだ』という作品なんですが、『おそ松さん』だからこそできる、作品なんじゃないかなと思います」(松原)
<取材・文/久保内信行 撮影/恵原祐二>
【藤田陽一】
1978年、兵庫県生まれ。アニメーションの演出家、監督。’01年にサンライズに入社し、制作進行、演出助手を経て『陰陽大戦記』で演出デビュー。現在はフリーに。松原とともに『銀魂』にも関わる
【松原 秀】
1981年、滋賀県生まれ。脚本家、放送作家。『ナインティナインのオールナイトニッポン』のハガキ職人として頭角を現し、放送作家に。過去の担当番組構成に『エンタの神様』などがある