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“仕事が終わらない”を解消。劇的に効率アップする「5分と1時間の使い方」

学び

「貴重な時間」をどう迎えるか

テレワーク

 例えば、朝、上司から「今日、プロジェクトの進行状況について、30分ぐらいオンラインミーティングをしたいのだけど何時頃がいい?」と聞かれた時、「何時でもいいです」と答えるのではなく、プライムタイムを除いた時間帯を提示します

 そして、上司との打ち合わせは、なるべくプライムタイムの後にしてもらいます。上司との話し合いでエネルギーを使った後だと、プライムタイムでいつものように能率が上がらなくなるからです。そうなってしまったらもったいない。

 プライムタイムがわかると、1日のスケジュールが組みやすくなります。例えば、午前、10時から11時までが自分のプライムタイムだとしましょう。どう迎えるのがよいかを考えます。例えば、

・30分ぐらい、軽めのメールに返信しウォーミングアップをしてから
・1日のスケジュールを確認したら、すぐ
・コーヒーを入れてから

 など、自分がプライムタイムをどう迎えるかを基準にルーティーンを作ります。

プライムタイムが深夜の場合は

 そうすれば、自分にとって理想的な時間の使い方が見えてきます。それをニューノーマル(新しい生活様式)にすれば、確実に能率は上がりますし、オンとオフの切り替えを、どこでどのようにすればよいか、見えてきます。

 プライムタイムは、個人によって異なりますし、何時でもよいのですが、ひとつだけ問題になるのが、午後のプライムタイムが「深夜」である人です。テレワーク環境でもシステムを使い社員の労働時間を管理する企業も増えつつあり、深夜労働は認められないケースがでてきています。

 また、深夜にプライムタイムを設定すると、仕事の時間帯がチームメンバーと大きくズレて、連絡がとりにくくなるといった弊害が発生しがちです。深夜にプライムタイムがある人は、新しい習慣が固まる前に、プライムタイムの調整に取り組んではどうでしょう。

<TEXT/マネジメント・コミュニケーション研修講師 濱田秀彦>

株式会社ヒューマンテック代表取締役。1960年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業。住宅リフォーム会社に就職し、トップ営業マンとして活躍する一方で社員教育のノウハウを習得。現在はマネジメント・コミュニケーション研修講師として年間150回以上の講演を行い、これまで指導してきたビジネスパーソンは4万人超。おもな著書に『上司のタテマエと本音』(SBクリエイティブ)など

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