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“仕事が終わらない”を解消。劇的に効率アップする「5分と1時間の使い方」

学び

テレワークでは「今日の大事」を決めよう

通勤 出勤

 以前の1日の過ごし方は、始業時間にあわせて通勤し、朝礼後に自分の仕事をはじめ、終業の時間と許される範囲の残業、というルーティーンの人が標準的でした。始業、終業という決められた時間を意識しながら、職場の動きにあわせて1日を組み立てたわけです。

 一方、テレワーク環境下では、時間の使い方の自由度が高くなります。自由度を利用して、最も自分の生産性が上がる1日を自分で組み立てることができるというチャンスである一方で、メリハリのない1日を過ごしてしまうというリスクもあります。ここでは、自分の1日をどう組み立てるか考えましょう。

 1日を組み立てる上で、最も重要なことは「今日の大事」を決めることです。「今日、何を成し遂げたら自分は満足できるのか」ということをイメージするわけです。

「商談、プレゼンなどをいい形で終える」といったイベント型のものだけでなく、「たまってきた細かい仕事を片付けてスッキリした状態にする」といったことも「今日の大事」になり得ます。1日が終わったとき、満足感を得るためには、まず今日の大事を決めておくことが重要ということです。

プライムタイムを知ることで生産性を上げる

 その上で、1日の時間の使い方に関しては「プライムタイム」という考え方が有効です。プライムタイムとは、自分が「ノッて仕事ができる」時間帯のことです

 たいていの人は午前中に1時間、午後に1時間、合計2時間程度それがあります。まずは、自分のプライムタイムが何時からなのか、意識してみましょう。特に記録をとらなくても、「この1時間はノッて仕事ができたな」という時間帯を覚えておくだけでOKです。

 プライムタイムがわかったら、その時間帯は「ひとりでする仕事」を優先します。そして、その時間帯は「質を上げる仕事」「量をこなす仕事」をしましょう。私の場合、プライムタイムとそうでないときの生産性の違いは3倍ぐらいあります

 プライムタイムを他者との打ち合わせや、優先度の低いメールへの返信、なんとなくメッセンジャーを見ている時間に使ってはもったいない。大切に使いましょう。

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