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やる気が出なくても目標に近づく、ノートの使い方

学び

ちょっとしたコツで、効果は変わる

 この行動イノベーションノートの最大のポイントはステップ1で、意図して「ポジティブな振り返り」をすることです。1日のはじめに「やるべきこと・やらねばならないこと」を書き出すのも、ひとつの効果的な打ち手ではあります。

 ですが、今回の目的はTO DO LISTをこなすことではありません。また義務感や責任感からすべきことをこなす方法でもないのです。

 今回私がお伝えしているのは、先延ばしを撃退して、あなたの夢や目標を実現していく方法です。そのためには「嬉しい、楽しい、よかった!」といったポジティブなことを思い出すことからスタートするのがポイントになります。

 そうすると、このノートを書くのが楽しくなってくるので「毎日書かねば……」ではなく、「今日も書きたい!」という気持ちになりやすいのです。すると、結果的に継続しやすくなります。

10秒でいいので「即実行」する

先延ばし

『先延ばしは1冊のノートでなくなる』(だいわ文庫)

 ちなみに、ステップ3で目標ページを眺めるときは、ちょっと笑顔で眺めてください。大事なことは、目標を見返してワクワクした気持ちになることだからです。

 そして、ステップ4で「今日1日、目標実現のために本当はどうしたい?」について考えるときは、上を向くことを意識してみてください。というのも、人間の目の動きは、脳の働きと密接に関係しているからです。下を向くと思考が過去に向かったり、マイナスの感情を思い出しやすかったりします。

 逆に上を向くと、思考が未来に向かい、プラスのイメージを描きやすくなるのです。ですから、今日1日の明るい展望を描くときには、上を向くことを意識してみてください。

 このノートを続けていくと、「やらなければいけない」と思っていたことですら、「やってみたい」に変化していきます。最大のコツは、10秒アクションを実践することです。目標は「立てっぱなし」にしないで、10秒でいいので「即実行」することが重要です。

先延ばしは1冊のノートでなくなる

先延ばしは1冊のノートでなくなる

あなたの「本当にやりたいこと」を達成する、本気で行動を変えたい人のための、先延ばしをやめるノート術をこの1冊に濃縮!

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