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次世代Macは年内発売? 現行モデルは“買いか、待ちか”をズバリ検証

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メリットが多いiMacへのSSD導入

 しかし断言するが、iMacのストレージはSSDのほうが絶対に良い。読み書きが高速化するため、OSの起動やアプリケーションの動作が目に見えて早くなる。写真や動画の保存には、別途外付けのHDDやNAS(ネットワーク・アタッチ・ストレージ)を使えばいいだけだ。

 SSD化の利点はそれだけではなく、iMacの故障も減ることになる。HDDには物理的に駆動する部品(ヘッド、アーム、プラッタ)があり、低寿命の原因になっているが、SSDには駆動部品がない。

 不運にも、筆者は過去10年間でiMacの故障に3回遭遇している。うち2回は内蔵HDD、残りの1回はCPU冷却ファンの故障が原因だったのだが、共通点は内部で回転動作を行う点だ。メモリやCPUといった、通電するだけの部品がなかなか故障しないのとは対照的である。

21.5インチモデルは“待ち”の状況かも

iMac

iMac

 ではiMacの「買い時」が到来したのかというと、27インチモデルに関しては「高性能のIntel Macが必要なら買っておこう」という感じ。もっとも、Intel Macを選ぶ理由がBoot Campだけならば、サブ機のWindowsパソコンを別に用意したほうが得かもしれない。

 いっぽう、8月に刷新されなかった普及機の21.5インチモデルに関しては、まだ“待ち”の時期だろう。

 理由はCPUだ。一番安いモデルで第7世代、上位モデルでも第8世代のIntel Coreシリーズというのは、正直に言って見劣りする。これなら、「Appleシリコン搭載iMac」の事情が詳らかになるまで、手持ちのiMacで我慢しても良いのではないかと思う(年式や状態にもよるが)。

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