コロナ移住で注目度No.1「千葉県八街」とは。不動産マンに聞く
「正直どこに住んでも意味がない」
同じく八街出身の「ぱすわき」(@pasu_makegumi)さんも、やちぼこりの被害を訴えます。
「やちぼこりは、畑の真横を避けて住宅地に住めば被害を避けられると思うかもしれませんが、風向き次第なので、正直どこに住んでも意味がないです。そのため冬の洗濯物は部屋干しがメインです。車もすぐ汚れてしまい、洗車しても今度は水滴に砂がつくので諦めたほうがいいです」
不動産まるこさんによると、「近年は八街市の補助で麦を植えることで、やちぼこり対策を取っている」とのことですが、効果てきめんとまではいかないようです。
都内への通勤通学は現実的か?
住居費の安さが魅力の八街ですが、郊外に住むうえで気になるのが都内への通勤通学時間です。八街駅から都心までのルートは、JR総武本線で千葉駅、総武線に乗り換えて東京駅というのが一般的だ。不動産まるこさんは自身の経験から「八街から都内への通勤は十分現実的」と結論づけます。
「私が学生の頃、地元・八街から都心までドアtoドアで2時間の通学を4年間してました。周りの友人たちも実家から通学している子のほうが一人暮らしより多かったです。社会人になっても、しばらくは実家から通勤してました。不便と感じる人もいるでしょうが、慣れの問題ですよ。
朝6時20分頃の特急電車『しおさい』を利用すれば、50分で東京駅に到着するので、特急料金はかかりますが、利用するサラリーマンも多いです。ほかには東京駅八重洲口行きの高速バス(片道1340円)もあり、座って通勤すれば時間を有効に使えます」
一方、ぱすわきさんは「通勤は厳しいのでは」との見方をします。
「リモートワークで出社が減ってる人はいいですが、もしリモートワークが解除されて週5の出社に戻ると非現実的です。朝が苦手な人には毎日6時台の電車に乗る生活は苦痛に感じるはずです。東京直通の電車は1時間に1本程度と少なく、多くが千葉駅で乗り換えが必要となり、煩わしい。千葉駅周辺に職場がある方が通うのであれば現実的だと思います」