30代記者がOYO LIFE「1か月テレワーク生活」に挑戦した結果
若者の街・渋谷。騒音トラブルは?
その後、テレワークはかなり順調に進んでいた。朝起きてテレビなどをつけずにそのまま仕事をスタートするというスタイルが個人的にピッタリだった。余計なものがないので、集中できる。
前居住者が住んでいた痕跡も残ってなく、ハウスクリーニングが徹底されており、目に見えるところはかなり清潔にされている。ベッドの下やお風呂場のサッシに多少のホコリは残っているが、よほどの潔癖症でなければ気にならないだろう。
ちなみに渋谷というと、騒音のオンパレードといったイメージもあるが、今回の物件は特にそういったトラブルに悩まされることはなかった。また近隣住民も大人しい方々だったため、夜中も仕事に集中できた。
また、8月に入ると、連日の猛暑日に加えて、ゲリラ豪雨の日が増えてきた。はじめは電気代がかかるので、エアコンや浴室乾燥機も使うのを躊躇していたが、よくよく考えれば、すべて賃料に含まれているので、途中からはガンガン使っていた。特に浴室乾燥機は、天候に悩まされることなく、服が干せるので重宝した。
リモートワークは環境に左右される
ただ、8月頃からWi-Fiが繋がりづらくなる現象が発生。夜、ベッドに横になってYouTubeを見ていると、急に止まってしまうのだ。結局退去するまで原因はわからなかったが、日中のリモート取材中に落ちたり、映像が乱れたりすることはなかったので、時間帯の問題かもしれない。
退去もスマホ上で簡単にできる。リビングや台所、浴槽、トイレ、玄関の写真をアップロードして、当初のソフトバンクショップに鍵を返却すれば完了。引越し業者に頼むことなく、20分程度で終わってしまった。
今回の生活を通じて印象に残ったのは、リモートワークは環境にかなり左右されるということ。渋谷区に住むというのも新鮮な経験だったし、テレビや漫画もなかったので仕事に集中できた。テレワークオプションについて、座椅子やデスクライトなど必要なものが2万円で揃うので、かなり有り難かった。