上司に一目置かれる!文章が急に上手くなる「5つの心理効果」
4:ツァイガルニック効果
「続きはCMのあとで!」
と言われ、CMの後が気になって思わず観てしまった、という人も多いと思います。これは、「ツァイガルニック効果」が活用されている典型的な例です。
人は完成されたものより、未完成のものに興味をひかれます。未解決の謎は、その解決策を求める人間の基本的な本能(好奇心)を刺激するとも言えます。ポイントポイントで、次を読みたくなるような「謎」をつくり、最後までリズムよく読んでもらう工夫をしてみましょう。
その文章、次を読みたくなりますか? 文章を書くときに、この問いを意識してみてください。
ここまでご紹介した「4つの効果」をひとつでも試していただければ、読まれる文章になりますが、次の「ハロー効果」を意識することで、説得力のある文章にもなります。(この最後の1文も、ツァイガルニック効果の一例です。次を読みたくなりませんか?)
5:ハロー効果
「ハロー効果」の例としてわかりやすいのが、インフルエンサー。あなたも有名人がオススメしている商品を購入したことがあるかもしれません。購買行動に「口コミ」が大きく影響することからも、その効果がうかがえます。
たとえば、興味がなかった人や信じていなかった人も、「NHKの番組で特集」、さらに「東大生にいちばん読まれた本」と言われれば、権威の力で説得力が増し、たちどころに前のめりになることがあります。
そういった権威の力がない場合でも、ほんの少し具体的に書く意識を持つと、あなたの文章は説得力を増します。実は、抽象的なことは、書くのが楽なのです。だから、意識しないと、思わず「抽象的な表現」に流れてしまいます。
「なぜ?」「つまり?」「ということは?」と、自分の文章にツッコミを入れて、具体的にするクセを身につけると、文章説得力は日常的に磨かれていきます。
あなたの文章には、読み手の「?」に答える説得力がありますか?
1:プライマシー効果(初頭効果)
2:リーセンシー効果(最新効果/親近効果)
3:「見出し効果」
4:ツァイガルニック効果
5:ハロー効果
文章に効く「5つの心理効果」をお伝えしてきましたが、おそらくもっとも印象に残っているのは、「見出し効果」ではないでしょうか?「見出し効果」だけ、唯一カタカナではなく、さらに「」で目立つからです。