「LINEは上司に秘密」SNSを公私で使い分ける25歳男性のテク
鉄道趣味の取引先担当者とも親密に
営業マンとして1人立ちするようになってからは、取引先担当者の趣味などをリサーチ。自分の両親ほど年の離れた大口取引先の課長が鉄道マニアと知るや否や、夏休みに帰省した際、故郷のローカル線の画像を投稿したといいます。
「この課長とは早い段階でLINEを交換していて、ときどき私の投稿をチェックしてくれているのを知っていたからです。案の定、次に打ち合わせでお会いすると、『この前投稿した列車の画像って○○線だよね』と向こうから話を振られ、その話で大盛り上がり。上司から担当を引き継いだ際には少し気難しい方だと聞いていましたが、おかげでだいぶ打ち解けることができ、仕事がしやすくなりました」
また、この課長をはじめ、営業先の担当者に40代以上が多いことを知ると、中年男性の利用率が高いフェイスブックの運用も始めます。
中年対策でフェイスブックも活用
「付き合いのある取引先や上司の中にはフェイスブックしかやっていない方も多く、私の場合だとLINEよりも反応してくれる。それに自分から投稿されている方も多いため、通勤や外回りの移動中の電車内でチェックして、『いいね!』をタップするのが日課になっています(笑)」
SNSのおかげで新規の契約をゲットするような直接的な効果は今のところないそうですが、「仕事上のコミュニケーションを取るうえでのいい意味の潤滑油になっています」と長谷川さん。
「ただ、LINEは何度か友達用のアカウントと間違えて投稿しそうになったことがあり、そこを注意しなきゃいけないのは大変ですけどね」
それでも円滑に仕事を進められるのであれば、やって損はないかもしれませんね。
<取材・文/トシタカマサ イラスト/もがみやなつき(@onatsu_moga)>
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