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Zoff社員に「メガネの選び方」を聞いたら凄かった。「最低10本は買ってみて」

ビジネス

「メガネにもっとできること」を考える

 これまでファッションとしてのメガネを打ち出していたZoffだが、テクノロジーの発達やライフスタイルの多様化に伴い、新たな突破口を見出す必要性を感じたのだという。

 また、他社に目を向ければ、株式会社ジンズが販売するメガネ型ウェアラブルデバイス「JINS MEME」や、消費者のライフスタイルに合わせた自社ブランドを展開するOWNDAYS株式会社といったライバル企業に対抗する狙いもあるだろう。

インターメスティック

※新しいスローガン「Zoff Eye Performance Statement」

「モノを見るためにピントを合わせる視力矯正器具から脱却し、“マイナスをプラスに変える存在”へとメガネの価値を昇華させたいと考えています。具体的には、次世代に求められるメガネを研究・開発するために会社初のR&D組織を立ち上げ予定です。膨大なビッグデータを分析することで、どのようなメガネが求められているのか。また、これからの社会に必要なメガネのあり方など“先を見据えた”活動に注力していきます」

 世の中の変化に対応し、豊かな未来を創っていく。こうした想いから「Eye Performance」というブランド戦略を掲げ、商品開発や目の健康に関する研究、ウィズコロナ時代における社会課題を解決していくという。

ブルーライトカットの追加料金0円化

 目下、新型コロナの影響による外出自粛やテレワークの導入に伴い、スマホやPCなどのデジタルデバイスに触れる機会が増加している。

「コロナ禍の前からデジタルデバイスの利用頻度増からくるブルーライトの健康被害の懸念に対して、何かアクションできないか考えていました。今回、ブルーライトカットの追加料金を0円にする施策を打ち出したことは、デジタルに囲まれて生活するなかで、手軽にアイケアを行っていただきたいという思いからでした」

 4月29日から始まったブルーライトカットの0円施策は、新型コロナで世の中全体が苦難に見舞われるなか、社会にどう貢献するか考えた結果だという。

「確かに追加料金3000円から0円にするという、事業インパクトの大きい意思決定でしたが、ネットでの受注も堅調に伸びており、好評を得ているので、継続していきたいと思っています」

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