投資は何円からスタートするべき?素人が「ゼロ」から株に挑戦
コロナ不安のなかで、いざ株式投資を始めようとネットで調べてみても、情報が多すぎて何を信じて良いのかわからない。若手投資シロート集団である「bizSPA!投資部」が投資の悩みをプロにぶつける本連載。
前回は「証券口座の特徴や、自分に合った口座の選び方」について聞きましたが、今回は初心者におすすめの投資スタイルや投資額について!
まずは株式投資にはどんな投資スタイルがあるのか認定テクニカルアナリスト(CMTA)・Hana♪ママさんに聞いてみました。
投資スタイルはどんな種類がある?
株式投資は株式を購入してから売るまでの期間の長さで、短期・中期・長期の大きく3つに分けられます。
「期間の長さの定義は特に定まっていないのですが、一般に短期投資と呼ばれるものは3種類。秒~分単位で売買を行うスキャルピング、1日で売買を完結するデイトレード、数日~数週間で売買するスイングトレードがあります」
どれも短期で小さな利益を積み上げていく投資スタイルなので、毎日チャート(株価の動きを表したグラフ)を見るのが大変そう……! 働きながらの兼業投資家だと、ややシンドイかも~。
「いわゆる『トレーダー』と呼ばれる方はこの投資スタイルを持っています。ルール通り機械的に売り買いし、株価変動による差益を細かく取っていくスタイルなので、値動きが激しい銘柄のほうが利益を出しやすいですね。個人的な感覚としてはスキャルピングとデイトレードは多少センスが必要に思います。スイングトレードは訓練次第で一定のレベルまでは習得可能です。私も一時期、デイトレードに取り組んだ時期がありましたが、あまり向いていませんでした(笑)」
数十年単位で行う投資スタイルも
一方で、数か月・半年以上の単位で売買を行うのが「中期投資」、数年~数十年単位で売買を行うのが「長期投資」。
「こちらは経済や景気の動向といった社会情勢や、企業業績の分析を行って購入する銘柄を決めていきます。時間をかけて大きな利益を目指す『果報は寝て待て』タイプですね。
成長が見込める企業に投資する成長株投資(グロース株投資)、株価が割安になっている企業に投資する割安株投資(バリュー投資)の2つの考え方があります」