iPhone8を「格安SIMスマホ」レベルの値段で使う裏技
行政指導が入ることも!悪質な業者に気をつけて
携帯契約というと、長々と説明があってサインも何度もしないといけなくて、新規契約や機種変更は一日仕事になる場合もあります。
注意事項も多数あり、契約後半はヘトヘトになることもありますよね。毎月のように契約をしている私ですらそうなのですから、2年に1度、携帯を買い替える方はもっと大変でしょう。
格安SIMといえば良心的、というイメージがありますが、無知につけこんで追加契約をさせる悪質な代理店もあるのでご注意を。
私はスマートモバイルコミュニケーションが運営する「スマモバ」にてSIMと、iPhoneがセットで特価だったので契約しようとした際、ハイハイと流れでサインをしていたら契約するとは一言も言っていないモバイルルーターの契約書にもサインをさせられそうになりました。
もちろん「話と違うんだけど」と言いましたが、「特価契約にはこのルーターも契約していただく条件ですので」との説明。
仮にそうであったとしても、諸条件は契約のテーブルに着く前に説明すべきです。このような後出しでの対応は商売として不誠実であると言わざるを得ず、システムを熟知していない方であれば、うっかりサインをしてしまってもおかしくありません。
「月額3980円で通信制限なし」の裏事情
そして契約の条件であるというルーターは「月額3980円で通信制限なし、通信し放題」との謳い文句でしたが、注意書きをよく読むと「3日間で3GB以上の通信をされた場合、速度制限を実行します」との文字が……。
確かに毎月の利用上限はないものの、これでは実質的に上限があるのと同じ。
そのうえ契約は他社と同じく2年ごとの更新ではなく、3年おきの更新となっており、うっかり2年で解約をしてしまうと違約金に加えて分割支払いまで残ったまま。3万円以上の支払いが発生します。
こういったトラブルが頻発し、2017年6月には行政指導が入ったスマモバですが、現在でも「365日LTE使い放題」を謳っておきながら実際には3日間で3GBの利用をすると制限がかかるプランを提供し続けています。
機種とSIMがセットで「本体代金実質0円」と宣伝しておきながら実際には機種代金が上乗せされているプランを用意するなど、あまり誠実とは言えない会社です。
格安SIMの拡大につれて、一部でこういった会社が出てきているのは気になるところです。
毎日使うことになるスマートフォンだからこそ、評判をよく調べてから契約に臨みましょう。
3キャリアを激安で利用するには?
格安SIMもいろいろと考えないことが多くて大変ですが、そもそも格安SIMにする最大の理由は「3キャリアの料金が高いから」です。
逆に言えば、3キャリアの料金を格安SIM並にできれば、格安SIMにする必要はありませんよね?
「そんなこと無理でしょ」というツッコミも聞こえてきそうですが、しっかりと下調べと戦略を立てれば、激安で3キャリアを利用することも不可能ではありません。
auの「iPhone8」をMNP(携帯電話番号ポータビリティ)で購入し、「カケホーダイライト」(5分までの通話が無料)+「毎月5Gのパケット」で使用すると仮定して解説してみましょう。
まずショップで普通に契約した場合の料金プランを整理してみます。
カケホーダイライトプラン…………1836円
LTE NET…………324円
データ通信5GB…………5400円
iPhone8 64GB 機種代金…………3810円
【割引】
iPhone8 64GB 毎月割…………▲3065円
計 8305円
やはりこのくらいになってしまいますね。
毎月これだけの出費は痛いです。しかしここから割引を最大限かければ、格安SIMと同レベルで運用することは不可能ではありません。