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コロナ下での就活生のボヤキ。内定率ダウン、Web選考で「やる気が出ない…」

学び

今年の就活状況は「二極化」

「就活は二極化が起こっています。新型コロナの問題が大きくなる前に内定をもらった人以外は、私と同じような状況で、絶望してお酒に逃げている人もいます。約7割の友人が未内定ですが、いち早く就活を終わらせた人のなかには、TikTokを始めて4万以上のフォロワーを作ったツワモノもいます」

 ほとんどの人の内定が決まっていないんですね。ちなみに、大学の授業のほうはどうなのでしょうか?

「大学は、実験が必要な一部の理系以外は登校禁止になっています。オンライン対応は学部によってまちまちで、私が属する経済学部は、大学のクラウド上に教材や映像がアップロードされるだけ。ラクではありますが、教授に直接質問ができないので、個人的にはリアルの授業のほうが良いです。

 ただ、期末試験もオンラインになると、ぶっちゃけカンニングもできるし、単位は取りやすくてラッキーと思っている人は多いと思います」

とにかく「普通のサラリーマン」になりたい

大学生

 カンニングは許されませんし、見つかれば停学だってありえますが、今のところ吉岡さんの周囲では発覚はしていないそうです。

「新型コロナによって退学者が増える可能性があるとの報道もありますが、僕の友人の間では聞きません。ただ、上京して一人暮らしをしていた人の多くは、緊急事態宣言前に実家に帰ってしまいました。いまは、田舎からオンラインで授業を受け、就活をしている人が多いです

 新型コロナの鎮静後は、働き方が変わると各所で言われていますが、吉岡さんは自身の働き方や生き方についてどう考えているのでしょうか。

「私は昔から『まずは普通のサラリーマンになる』と決めていたので、そこは何も変わりません。とはいえ、まだ具体的なやりたいことがないので、サラリーマンとして稼ぎつつ、社会経験を積んで、やりたいことを見つけたいと思っています。父もサラリーマンを経て会社経営者になったので、なんとなくそのライフプランが頭の中にあります」

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