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コロナ前からリモートワーク歴2年の達人に聞く、つまづきポイント

学び

常に監視されているような感じがする

● 心や体の状態を共有しにくい

 相手の体調や気分を知ろうとするとき、顔色やため息、全体的な雰囲気から察することがよくある。だが、オンラインコミュニケーションではこれらを察するのは難しい。

 テレビ会議のシステムを使って、カメラを常時オンにすれば伝えられなくはないが、常に監視されているような感じがするし、在宅勤務の場合は自宅を常にさらすことになり、あまり気分がいいものではない。

 また、「胃の痛さ」を言葉で説明するのは難しいように、心や体の状態は文字に起こしにくく、周囲とも共有しにくい。

● 話したいとき、話せない(タイムラグがある)

 仕事をしているとき、「○○がわからないから、ちょっと確認したい」といったことがよくある。例えば、出張の旅費精算の仕方がわからないとき、オフィスなら経理担当者に

「○○さん、旅費交通費の精算なんですけど、ちょっと教えてもらっていいですか?」と聞くことができる。だが、オンラインコミュニケーションの場合、この「ちょっと確認したい」がやりにくく、タイムラグも生じやすい。

「ちゃんと進んでいるのかな?」と不安

疑問 外国人

● 仕事の進捗や成果が見えにくい

 複数のメンバーと仕事をする場合、おたがいのタスクが、次の仕事に影響を与え合うことがよくある。対面コミュニケーションの場合、「○○の件なんですが、今、どんな感じですか?」と、気軽に聞くことができる。

 だが、オンラインコミュニケーションの場合は、仕事の進捗や成果物が見えにくい。「ちゃんと進んでいるのかな?」と不安になることがある。逆にオフィスにいるメンバーも、遠隔地にいる同僚の動きが見えなければ「ちゃんと仕事をしているのかな?」と不安になるだろう。

● 寂しい

 遠隔地で、ひとりで働くのは、意外と孤独だ。

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