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文系でもプログラミングはできる。実技コンテストを主宰する社長に聞いた

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IT人材の裾野を広げるための取り組み

アルゴリズム

アルゴリズム実技検定のランク分け。ナビタイムやヤフー、サイバーエージェントなどが検定に参加した

 最後に、今後のプログラミング教育やIT人材の育成についての展望を高橋氏に伺った。

「IT人材不足が深刻な状況であることを物語るのが『文系大歓迎』『未経験歓迎』といった企業側の受け入れ体制。採用に苦労する企業中心だとは思うものの、本来は専門職であるIT人材を未経験で雇うというのは異常事態とも言えます。

 社会全体で大きな課題を抱える中で、競技プログラミングは無料で参加でき、ハードルが低くプログラミングに必要な論理的思考を学べます。

 また、オンラインの教材やプログラミングスクールなどもあり、プログラミングを学べる環境は徐々に整ってきたので、IT人材の裾野を広げるにはどうすればいいか、今後考えていきたいと思います」

 競技プログラミングはある種、ゲーム的に楽しめるものである。その一方で、人事的視点で見れば、コンテストのスコアを表す「レーティング」は採用する上での指標にもなる。今後、プログラミングコンテストの実施やスキルを可視化する「アルゴリズム実技検定」など、企業タイアップを通じて認知を広めていくという。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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