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「どんな状況でも車には乗らない」女性が信念を曲げた出来事

1人だけ電車で向かうことに

クルマ離れ

「地方にある会社の研修施設で、1泊2日の研修合宿があったんです。研修施設はかなり交通の便の悪い場所にあったので、みんなで車を乗り合わせて行こうという話になったんですが、案の定、Mさんは一人だけ断固反対しました」

「自分は電車で行く」と言って、説得に耳を貸さないMさん。中には「こんな時ぐらいは車で行こうよ」と辛抱強く誘うメンバーもいましたが、やはりいつもの確率論トークを盾に断固拒否されることに。

「結局、Mさんは電車で、他の8人は車やバイクで向かうということになりました。時間にも厳しくて、待ち合わせにはいつも最初に来るタイプなので、研修所にも一番乗りしてるだろうと思っていたんですが……。

 僕たちが着いても彼女の姿はありませんでした。それどころか研修が始まる時間が近づいても来ないので、連絡することにしました」

寝過ごして遅刻しそうになってしまう

 電話口から聞こえてきたのは、常にクールなMさんの取り乱した声でした。

「降りるべき駅を寝過ごしてしまうという彼女らしからぬミスを犯していたんです。田舎なので電車の本数も少なくて、次の駅で折り返しても、とても開始時間に間に合わない状況でした」

 調べたところ、唯一間に合いそうなのは「タクシーを使う」という選択肢でしたが……。

「Mさんは過去に1度だけタクシーに乗った時に、ひどく運転が荒い運転手に当たったらしくて、『タクシーなんて絶対に嫌』とのことでした。じゃあ、誰か迎えに行こうかとも聞いたんですが、それも嫌みたいで」

 他の同期も交えてどうしたらいいのか話していると、ある人物が手を挙げます。

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