27歳上京リーマンが車を手放した必然「郊外でも“駅チカ”なら困らない」
事故や違反のリスクもあり、維持費もかかる
また、車を運転しなければ、違反切符を切られることもありません。そうしたリスクを考えても乗らないほうが安全だと感じたそうです。
「一応、無事故無違反ですけど、車で移動していたらお酒が飲みたくなっても我慢するしかないじゃないですか。あと、いくら注意していても違反してしまう可能性もありますよね。
車でしか通勤できない場所に職場があるわけでもなければ、ドライブが趣味でもない。あくまで移動の手段にしか考えていませんでしたが、就職して1年が過ぎるころには月に数える程度しか乗っていなかったので車持ってる意味があるのかなって」
維持費ばかりが無駄にかかってしまい、次第に車が邪魔だと感じるようになったとか。
ローン完済後も月4万円の出費に
「ローンは払い終えていましたが、駐車場代だけで月1万5000円。自動車保険やガソリン、カー用品など維持費だけで毎月2万5000円ほどの出費でした。合計で月4万円。
それでも地元ではずっと車に乗っていたため、なかなか処分する踏ん切りがつかなったのですが、1年で計算すると大きな額。そのお金でいろんな物が買えるし、貯金も今以上にできると思い、それで車を両親にあげてしまったんです」
車を手放してからすでに2年が経ちますが、後悔はまったくないとのこと。「むしろ、自由に使えるお金が増えていいことしかない」と言います。
「近所にカーシェアサービスのステーションがあるので、必要なときはそこで借りればいいかなって。維持費も当然かかりませんし、たまに乗る程度ならこれで十分」
個人的には車のない生活には何の不自由も感じていないようですが、将来的には再びマイカーを持つことも考えているといいます。