上司の結婚式に、ご祝儀は何万円? 挙式に呼ばれた時のマナー
知っているようで意外と知らない社会人マナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりかねません!
今回は、新型コロナウイルス拡大のなか、「3密」を避けて開催される結婚式、結婚披露宴に招待されたときの基本のマナーを学んでまいりましょう。
企業研修やコンサルティング、メディア出演、NHK大河ドラマや映画のマナー指導なども行い、『要点をギュッ! はじめてのビジネスマナー図鑑』などの著書監修本は90冊以上もあるビジネスマナーのプロ、西出ひろ子氏に話を聞きました。
結婚式の返信ハガキの書き方
結婚式などの慶事では、相手を祝福する気持ちを表現することが大事です。招待状の返信用葉書に記された出欠に「○」をするだけでは心配りが足りません。
出席の場合は、「ご」と「ご欠席」を二重線で消します。そして、「出席」に右上に「喜んで」と書き足すと上級。また、余白に筆ペンで「このたびは大変おめでとうございます」など、相手が喜ぶようなお祝いの言葉を一筆添えます。
慶事では句読点は打たないのが正式です。また、ボールペンや鉛筆ではなく、筆ペンで返信ハガキを書きましょう。
「ご芳名」は「ご芳」を、「ご住所」は「ご」となる自分に対する敬語の部分は二重線で消します。表の宛名の箇所「行」を二重線で消し、「様」に書き換えてから投函することを忘れずに。
ご祝儀の額は立場や所属によって異なる
結婚式に列席するにあたって、悩みのタネといえばご祝儀の額です。
「いくら包めば良いのか」「他の人はどうするのか」など、いろいろ考えてしまいがちですが、ご祝儀にも相場があるのでそれらを目安にしましょう。仕事上の付き合いの場合は、会社の人たちと「連名」で渡すケースもあります。
不祝儀とは違い、お祝い金は「新札」を用意します。
一般的な相場として、「家族・親戚」は5万~10万円、「経営者から従業員」には3万~5万円、その他(上司、同僚、仕事相手など)は2万~3万円が目安といわれています。同僚らと出席するときは事前に相談して、同額を包むのが良いでしょう。