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女性が満員電車で男性から手渡された「Hなトランプ」どういう意味?

暮らし

会社の最寄り駅で「接触」してきたのは…

トランプ

「対策として通勤に使う路線を変えて、ラッシュの電車に乗らないようにしました。朝は大変になりましたが電車でのチカンはなくなり、これでよかったのだと一安心して、チカンのこともあまり思い出さなくなっていたある時です。

 会社の最寄りの駅で、突然、『これ、落としましたよ』とマスクの男性に声をかけられたんです。急なことで、自分が落としたものか確認するスキもなく、男性は私の手にグッと何かを押し付けて人混みに紛れていってしまいました。

 それはカードケースのようなものに入っていて、中を見ると……。ご存知ですかね。エッチなトランプが入っていたんです」

 ケースの中に入っていたのは、トランプの記号面にヌードの外国人女性が印刷されたいやらしいトランプだったといいます。一昔前はよく見かけた、日本じゃ売っていなそうな、モザイクのかかっていないヌード女性がプリントされているアレ。

「中年趣味の安っぽいエロトランプです。そのとき、やっと本気で『気持ち悪い、無理だ』と、心から感じました」

 チカンの犯人と同一人物かはわかりませんが、路線を変えてチカンされなくなったと思ったら、会社の最寄り駅での直接的なセクハラ。

自宅もバレてしまう可能性がある

逮捕 警察

「これがもし同一人物の犯行だとしたら……電車内で見かけなくなった私を会社の最寄り駅で探していたのかもしれないと思うと怖くて」

 直接接触してきたとなると、チカンとはまた別の先述したストーカー的な犯行も考えられます。公共機関を使っての通勤だと尾けようと思えば、尾けられてしまうので、仕事先もバレてしまう可能性がありますし、もし帰りに尾けられれば自宅も知られてしまう可能性があります。

「犯人はまだ捕まっていません。もし犯人がこの記事を目にすることがあるなら、私が毅然と立ち向かうつもりだということを伝えたいです。一所懸命仕事を頑張っているだけの私たちを、万に一つも傷つけないでほしい」

 チカンやストーカーは、通勤などのごく普通の日常的な行動のなかに潜んでいます。女性に限った話でもないかもしれません。被害を受けるようなことがもしあったら、ことが大きくなる前に早めに警察に相談するようにしてください。

特集・私の“痛勤ラッシュ”レポート

<取材・文/ミクニシオリ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

1992年生まれ・フリーライター。広告業界で絵に書いたような体育会系営業を経験後、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を中心に寄稿。Twitterでは恋愛・人生相談にも回答しています
Twitter:@oohrin

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