アメーバピグ、Google+…2019年「終了したWEBサービス」
年の瀬も迫っていますので、この1年を振り返る特集などを目にする機会も多いのではないでしょうか。人気を博したものや新たにスタートしたものが特集される例が多いですが、ここでは2019年終了したWEBサービスにスポットライトを当ててみようと思います。
ADSLが登場しインターネットの普及率が20%を超えたのが1999年。それから20年の歳月が流れ、インフラ技術やモバイル機器の進歩もあって、今や常時ネットに接続されているのが当たり前の状況になりました。
そうしてインターネットが普及していく中で人気を集めたサービスの中には、今年2019年に終了に至ったものが多くありました。ここでは、そんなWEBサービスの数々を振り返ってみましょう。
1:「Yahoo!ブログ」
大手ポータルサイトのYahoo!が提供するブログサービスとして、2005年にスタートしました。ユーザー数は非公開ながら、運営元がインターネットサービスの大手ということもあり、数あるブログサービスの中でも非常に利用者の多いブログサービスに。
アバターをブログに表示させることができたり、アクセス解析が優れているなどの特徴があり、検索に引っかかりやすいとも言われていました。
2014年には、よしもとクリエイティブ・エージェンシーが運営していた「ラフブロ」というブログサービスの終了に伴い、900名ものよしもと芸人がYahoo!ブログに引っ越したことも、話題に。
かなり盤石なサービスだったようにも思えますが、荒らし被害に遭うことが多かったり、デザインのカスタマイズ性に乏しい点があり、後発のブログサービスにシェアを奪われるようになり、2019年の12月15日で幕を閉じました。
2:「はてなダイアリー」
「株式会社はてな」が、2003年より運営するブログサービスです。文中に同じキーワードを使っているブログと繋がることができたり、ソーシャルブックマークサービスの「はてなブックマーク」との相性が良いなどの特徴がありました。
ユニークユーザー数は2012年に1600万人を数え、利用者には荻上チキさん(評論家)や、岩崎夏海さん(放送作家・小説家)、故・伊藤計劃さん(SF作家)など、文化人が多くいました。
しかし、後継サービスとなる「はてなブログ」が2011年にスタートしたこともあり、徐々に利用者は減少していくこととなります。
2018年には「はてなダイアリー」を利用していた有名ブロガー・Hagexさんが、ネットで論争をしていた男性に刺殺される事件も発生。男性は以前よりHagexさんをたびたび批判し、Hagexさんがこの男性への対応についてブログに書いたところ、逆上し、今回の事件に発展してしまいました。
サービスが終了したのは、システムが時代遅れのものになってしまい、継続が困難になったからというものでした。