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日本の鉄道は凄い!東京メトロの研修にフィリピン運輸省が参加したわけ

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関東の大手私鉄では最大の保有車両数

東京メトロ

 東京メトロは基本的に“待たずに乗れる、時刻表いらずのダイヤ”が特徴だ。特に丸ノ内線の平日朝ラッシュのピーク1時間は1分50秒間隔で、片道31本運転されている。

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 また、全線1日あたりの列車走行キロの平日は約10万キロで、地球約2週半分に相当する。ちなみに土休は約8万キロ。

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丸ノ内線では、2018年度から車両の更新が始まった

 保有車両数は「2018年10月現在で2770両」と説明。日本の地下鉄ならびに関東の大手私鉄では最大の数を誇る。ただし、日比谷線と丸ノ内線は車両の置き換えが進んでおり、2019年9月時点では「約2700両」といえよう。

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副都心線は、西武鉄道、東武鉄道、東急、横浜高速鉄道と相互直通運転を行なう

 東京メトロの特徴のひとつとして、銀座線、丸ノ内線を除き、他社線との相互直通運転が行なわれていること。乗り換えなしで目的へ向かえる半面、ダイヤ乱れが発生すると広範囲に影響を与えてしまう恐れがある。

 なお、東京メトロ全線の営業キロ(195.2キロ)、相互直通運転区間を合わせると539.4キロに及ぶ。運転法規については、法令に基づき、会社の規則が策定され、各路線の事務室ごとに決まりを定めている。

運転士の1日はどう定められている?

 東京メトロ各線の運転士は7班で構成し、1つの班につき10~15人が所属。班ごとに3か月に1回の割合で、勤務がずれてゆくパターンをとっている。運転事務室は1路線につき1か所が多く、丸ノ内線は中野と小石川の2か所に構える。

 勤務パターンは早朝から11時頃まで乗務する「明け番」、朝から昼にかけての「日勤」、午後から乗務につき、終了後は寝泊まりする「宿泊」に分かれる。例えば、1・4班は宿泊、2・5班は明け番、3班は日勤、6・7班は休みという段取り。

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講義終了後、アルコール検査の様子を披露

 運転士は事務室に出勤すると、まずネームプレートを裏返す。情報をチェックしたあと、アルコール検査を行なう。ストローを検査機に差し込んだあと、社員番号の入力、測定開始ボタンを押す、3秒以内に息を吹き込むと、アルコールの呼気が検知される。

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出勤点呼の様子も披露

 アルコール検査をクリアしたら、懐中時計の調整、乗務が近づくと監督者とともに出勤点呼を行なう。勤務内容の確認、心身状態に異常がないことを報告し、監督者から連絡事項を受ける。

 乗務終了後も監督者とともに降車点呼を行ない、ネームプレートを裏返しして帰宅の途につく。

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