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就活イベントで考える「幸福とはなにか」学生の本音は…

学び

誰にも気を遣わず、誰も否定しない

就活

幸せについての考え方は人それぞれ。逆に不幸な状態を定義して、その逆を幸せだと考えようとするグループなど、意見のまとめ方もそれぞれだった(※画像を一部加工)

「こんな考えを言っていいのだろうか」
「こんなことを言ったら変だと思われるのではないだろうか」

 実際の就職活動のグループディスカッションやセッションではこんな考えが、つい頭をよぎってしまいます。既存の就職活動における対話は“忖度”が捨てきれないのです。

 今回、就活アウトロー採用に参加して気づいたのは、運営側も、参加者も誰かの意見に対して否定的なことをほとんど言わないということ。

 そうやって心理的な安全が確保された環境だからこそ、お互いの認め合った上で対話ができ、本当の自分が見えてくるのではないでしょうか。それこそ就活アウトロー採用のセッションの魅力なのです。

就活プログラムの場に突然あらわれた日本酒

 ワークショップが一段落したとき、一人の参加者が前に出てきました。

「合宿の時にみんなの前で話した日本酒愛好家のものです。本日はみなさんに日本酒の魅力を知ってもらいたくて、オススメの日本酒を2本持ってきました。試しに味わってみてください!」

就活

日本酒愛好家の彼は、就活アウトロー採用のメンバーを誘って不定期で「日本酒飲み会」を開催(※画像を一部加工)

 その男性は持参した2本の日本酒の一升瓶を持ち出すと、全員にコップを配り、一人ずつに日本酒を注いでいきます。そして、その日本酒の特徴・魅力・味の秘密などを滔々と語り出したのです。

 参加者同士も、日本酒を酌み交わしながら、その美味しさについて自然と語り合うようになりました。納富さんも「こういう企画では公私混同するのも良いですね」と楽しげ。まさに「アウトロー」のマニアックな個性が活かされる自由で、有意義な時間でした。

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