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くりぃむ上田晋也の付き人芸人が語る、目上の相手に怒られない「側近術」

学び

 くりぃむしちゅーの上田晋也さんの付き人兼運転手を4年10か月務め、現在は『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)の前説や、『上田ちゃんネル』(テレ朝チャンネル)への出演をしている浜ロンさん(45)

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ピン芸人の浜ロンさん(45)

 会社の人間関係で悩んでいる20代のビジネスマンも多いでしょう。そこで、彼が5年間の付き人生活で培った側近術や処世術、人間関係の作り方のコツについて聞いてみました。

仲が悪くなってからが人間関係のスタート

――上田さんの付き人になったきっかけは?

浜ロン:もともと付き人になる前にも15年くらい仲良くさせてもらっていて、上田さんに「運転手やらないか」って誘っていただいたんです。僕は「四六時中一緒にいたら仲悪くなるんじゃないんですか?」と返したのですが、上田さんが「いや、仲悪くなってからだろ?」って。

「仲が悪くなって離れてしまうなら、もともとそれまでの関係ってことだし、仲が悪くなってもその関係が崩れないのなら、関係がもっと深くなる。本当に必要な存在なら、お互い歩み寄る」って言われたのは印象的でした。

――付き人になって変わったことは?

浜ロン:『上田ちゃんネル』に出させてもらっているんですけど、がっつり仲良くなったおかげで、番組内でも上田さんに憶さず思いっきり行けるようなりました。あとは、より細かく考えるようになりましたね。物事を自分目線じゃなく、他人目線で見るようになりました。

一度、徹底的に尽くしてみたら……

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「最初は付き人になることを迷っていた」という浜ロンさん

――関係を深くするためにしたことはありますか?

浜ロン:ずっと人に尽くしていると、楽しくなくなってくる時期がくるんですよ。で、ちょっとストレス的なものが溜まったりして。そのときに自分にだって主張はあるよって、目上の人とか先輩なのに、「こうなってほしい」って思っちゃうんですね。
 
 でも、上田さんは理不尽なことを言う人ではないので、「お互いの性格の違いが原因で自分が勝手にイライラしてるだけじゃないのか」と思ったんです。だったら、一度思い切ってすべて向こうの言う通りにやってみようと思いました。

 そうしたら相手の機嫌がよくなって、怒られなくなったんです。それで一緒にいることが僕も相手も楽しくなっていくと。これでWin-Winですね。

――相手にすべて合わせることへの葛藤はなかったんですか?

浜ロン:これは考え方ですよね。でも、よく考えたら給料払って雇ってる側が、こっちに合わせるわけないよなって思って。だから、徹底的に尽くそうと思ったんです。それで怒られたら、それはもう性格が合わないんだと思うことにしました。でも、やってみたら関係がどんどん良い方向に向かっていった。

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