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あの慎吾ママはどう生まれた?ヒット企画は“普通の人”が思いつく

普通の人が作れる「ヒットコンテンツの基本」とは?

努力

――そういう企画のヒントって日常に転がっているものなんですね。

たむら:私、血液型がA型なんですけど、ある時、ゴールデンボンバーの事務所の方と飲んでいて、「A型って、普通なんですよね」と話していたら、彼が「その普通がとても大事」とおっしゃって。

 私が企画を作る時、元にしてるものって、誰かが困っていることだったり、何が足りていない部分だったりすることが多いんです。それに気づくことができるのは普通の人だから。普通の人だから、普通の人に届くコンテンツを作れるし、普通の人が何を望んでいることもわかるってことで。それがヒットコンテンツの基本だと考えてます。

――現在は就活シーズンでもありますが、bizSPA!の若い読者に向けてアドバイスはありますか?

川下:僕は「好きなことをやろうよ」って言っています。ダンサーで振付師のFISHBOYさん(オリエンタルラジオ中田敦彦さんに実弟)は、中学生のときに自分は人よりもダンスの覚えが早いと感じたことからダンスに夢中になった結果、プロのダンサーになったそうです。

 僕はこれを「自信のマトリョーシカ」と呼んでいて、「あ、これできた」という小さな自信でも、それが徐々に積み重ねることで、マトリョーシカみたいにどんどん自信が大きく育っていくと思うんです。

「自分は何が好きで、どんなことが得意なのか」

努力

――就活中の若者にとって、励みになる現実だと思います。

川下:今までは「仕事=苦行」「お給料=我慢料」みたいな感じでしたよね? 僕が思うに、仕事って本来はそういうものではない。どうしても、大手の人気企業とか年収で仕事を選んでしまいがちですが、その前に「自分は何が好きで、どんなことが得意なのか」って考えたほうが未来につながると思うんです。

 つまり、文章を書くのが好きとか、人間と話すのが好きとか。だから、企業ブランドや年収ランキングではなく、自分の“原始的欲求”を就活生は見るべきだと思います。

たむら:つい先日、NHKで『全問リアル 就活Q』という番組をやったのですが、何百もの採用試験の問題を集めてわかったことは、結局、学生が優秀かどうかでなく、その会社に合うか合わないかなんだってことです。

 就活で変に緊張したり、悩みを抱えたりしている人がいたら、それは運でしかないというか、結局はマッチングだから気にしすぎないでと伝えたいです。自分が合うところに、早くたどり着いてもらえればと思います。

<TEXT/永田明輝 撮影/山川修一>

関西でよく売れていた某実話誌の編集を経てフリーライター化。愛好するジャンルは裏社会・心霊オカルト陰謀論・フィギュアおもちゃなど

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