死んだミュージシャンのライブが流行中。最新ホログラム技術に賛否
10月31日の東京ドーム公演から始まった、ポール・マッカートニー(76)の「フレッシュン・アップ」ツアー。いまでも水も飲まずに3時間を超えるライブをやり遂げるエネルギーには恐れ入ります。
Paul adds his most intimate Japanese concert ever to #FreshenUpTour https://t.co/IwJfIVFoBt pic.twitter.com/jqpvpDKCEu
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) 2018年9月28日
とはいえ、年齢も年齢ですから、“これが最後の来日かも”と感じているファンもいるのでは?
そこは、ご安心を。たとえ天に召されようとも、ポールは永遠に来日してコンサートをやり続けるはず。なんて、突然そう言われても、信じられないですよね。
アーティスト死後もライブができる理由
でも、いま欧米ではアーティストの死後もライブツアーが行われているのです。ウソみたいな話ですが、この世を去ったスターがステージに蘇るのです。一体、どうやって実現しているのでしょう?
これを可能にしているのが、最新のホログラム技術。4月にはイギリスで故ロイ・オービソン(1936-1988、代表曲「オー・プリティ・ウーマン」)がオーケストラと共演。
昨年もヘヴィメタルシンガーの故ロニー・ジェイムス・ディオ(1942-2010、バンド「レインボー」や「ブラック・サバス」などに在籍)が世界ツアーを敢行し、話題を呼びました。
確かに、これまでにも似た試みはありました。たとえば、1992年のグラミー賞。ナタリー・コール(1950-2015)が亡き父ナット・キング・コール(1919-1965 代表曲「モナ・リザ」)と映像で共演を果たしました。