【Z世代は何を想う】ネスレ日本の若きマーケターが語る「不安の乗り越え方」
目次
【インタビューのお相手】
- 氏名:常盤 馨(ときわ かおり)さん
- 生年月日:1995年11月27日
- 出身地:福岡県
- 趣味:Netflix鑑賞
- 所属・肩書き:ネスレ日本 飲料事業本部 コーヒーシステム&スターバックスCPGビジネス部 マーケティングスペシャリスト
ネスレ日本株式会社は、「ネスカフェ」や「ミロ」、「キットカット」でも有名な世界最大の食品飲料企業・ネスレの日本法人。2019年からはスターバックス ブランドの家庭用コーヒー製品の取り扱いを開始するなど、幅広い食品・飲料やサービスで私たちの生活を支えてくれていますよね。
今回は、そんなネスレ日本で働くZ世代・常盤さんに話を聞いていきますよ!
【就職活動について】インターンをきっかけにマーケティング職を志すように
――就活はどんな風に進めていましたか?
常盤さん:大学1年生の途中から卒業まで、ずっとベンチャー企業でデジタルマーケティングのインターンをしていました。業務に取り組んでいくうちに、消費者に対してさまざまな策を講じ、買いたいと思ってもらえるようにするマーケティングの仕事が面白いと感じるようになって。
そこから、日常的にあらゆる人が手に取れるような商材を扱っているメーカーでマーケティングの仕事をしたい!と思いながら就活を進めていました。
――なるほど。マーケティングを専門に行う企業への就職は考えなかったと?
常盤さん:いえ、そういった企業も何社かは受けたのですが、やはり自分がブランド・製品を担当して、開発からすべて自分で育てた製品を世に出すというところに魅力を感じたので、メーカー志望になりましたね。
――海外での生活が長かった常盤さんですが、就活は外資系企業を中心に?
常盤さん:そうですね。英語力が生かせる環境だといいなと思いましたし、海外とつながっている企業のほうが働きやすいだろうなとも思ったので、外資系メーカーを中心に受けていましたね。
【ネスレ日本入社の理由】決め手は人の雰囲気と居心地の良さ
――ズバリ、数あるメーカーのなかから「ネスレ日本」を選んだ決め手を教えてください!
常盤さん:最終的には、人の雰囲気ですね。私が入社試験を受けた当時は、選考過程に2日間のインターンシップがあったんです。学生が集まってグループワークを行い、最後にプレゼンをする、という内容でした。
そこに来ている学生達がとても接しやすく、グループワークでも「すごくやりやすいな」と感じたんです。そういった人たちが選考に呼ばれる企業なら、きっと社内にも同じような雰囲気が流れていて、一緒に働きやすい人たちがいるんじゃないかなと。
また、選考で関わった先輩方も本当に魅力的で、一緒に働くと楽しいだろうな〜と感じ、それが決め手になりました。自分が働く時には、やっぱり人間関係も大事にしたいですし、居心地のよさや働きやすさを直感的に感じて、一番いいなと思いました。
【現在の業務内容】ネスレ日本のマーケティングスペシャリスト
――現在の業務内容について教えてください。
常盤さん:私はマーケティングスペシャリストとして、スターバックス家庭用コーヒー製品のうち、季節限定製品や「ネスプレッソ」専用カプセルなどを担当しています。
――マーケティングスペシャリスト!! なんだかかっこいい響きですが、具体的にどんなことをするお仕事なんですか?
常盤さん:私はマーケティングスペシャリストとして、スターバックス家庭用コーヒー製品のうち、季節限定製品や「ネスプレッソ」専用カプセルなどを担当しています。
製品のコンセプト決めや製造、物流などのサプライチェーン、営業、販売促進など、製品にまつわるすべてのことに関わりながら、数字も含めた責任を背負う仕事、という感じでしょうか。
どのような製品を生み出し、どのようなメッセージを消費者に届け、どのように販売するかを、さまざまな部署と連携して進めます。スターバックス社やスイスにあるネスレ本社とやりとりすることもありますよ。
――なるほど。ものづくりと販売のすべてに関わる「司令塔」のようなポジションですね!
常盤さん:製品づくりとマーケティングにおいて、プロジェクトチームをリードする存在ですね。各部署と話をしながら製品について1から10まで関わり、プランを動かしていくための判断をしています。予算の管理も行いますし、裁量権もありますが、その分売上や利益の責任も負っています。