スーツ姿がショボくなる着方のNG集。足元が「ひょっこりはん」な人も
昨今、世の中にはさまざまなスーツやシャツ・小物といった、おしゃれなアイテムが溢れています。
しかし、「アイテムはおしゃれなのにしっくりこない」、逆に「シンプルだけどかっこよく決まっている」というようにその評価は分かれますよね。この違いは一体何なのでしょうか?
その答えは「服の着こなしポイント」にあります。前回の記事では「靴とベルトの色」「透けない下着」「ベルト穴の正解」という3点についてお伝えしました。
今回、服のコンサルタントである私が、さらなる5つのポイントをお教えします。
ジャケットの腰ポケットに物を入れるのはNG?
職場や街中で、ジャケットの左右のポケット(腰ポケット)に財布やスマートフォンなどが入っていて、パンパンになっている方を見かけたことはありませんか?
実はデザイナーはジャケットの腰ポケットを、物を入れるためのではなく、ジャケットの「デザインの一部(飾り)」としてデザインしています。ジャケットに物を入れてしまうと、見た目のスマートさに欠けることはもちろん、ポケット周辺の生地が重みで伸びて傷んでしまい、ヨレヨレになってしまいます。
同様にズボンのポケットにも物を入れるのは避けておくべきです。スーツスラックスは生地が薄いため、物を入れていると膨らんで、重みでパンツが下がってしまい、スマートではありません。
今までポケットに物を入れていたという人は、手に持つか、小型のクラッチバッグなどを利用して、断然スマートな印象に見えるよう頑張ってみてください。
ジャケットにフケがついていませんか?
これも当たり前のことですが、黒・紺・ダークグレーのジャケットを着用されている人は特に要注意!
ジャケットの肩の埃・フケ、かなり目立ちます。せっかくのスマートなスーツ姿も、肩の粉雪のようなホコリ、フケで白くなっているのを見ると、スマートさはもちろんのこと、不衛生な印象を与え、清潔感がありません。
定期的にブラッシングをして肩のホコリ、フケがないか確認しましょう。
ジャケットの仮縫いの糸がついたまま…?
型崩れ防止を考え、ジャケットの後に仮縫いしてある糸(しつけ糸)。本来は購入の際に店員さんがカットしてくれますが、気づかずについたままという人をたまに見かけます。
型崩れ防止で仮縫いされている糸なので、必ずカットしましょう。筆者も以前、購入時にカットされたと思い込んでしまい、仮縫いの糸をつけてたままという経験をしたことがあり、非常に恥ずかしい思いをしました。