「ギネス級のプラネタリウム」を作った社長の挑戦
そのほかにも、鹿児島県の種子島の千座の岩屋でのイベント上映、ミュージシャンのゆずのミュージックビデオなど、様々な場所やシチュエーションで、満天の星空を披露しています。
また、直径223メートル、高さ64.5メートルのメットライフドームにてプラネタリウムを上映するべく、これまでとはまったく異なる新しいシステムのプラネタリウムを開発する奮闘ぶりに密着取材が敢行されました。
現在、世界で一番大きいプラネタリウムは直径35メートルだそうで、誰もなし得なかったことを成し遂げようと日夜努力を続ける彼の姿に魅了された視聴者も少なくありません。
プラネタリウムに関心のある人は増えている
日本プラネタリウム協議会が発表した「プラネタリウム基礎調査2018」によると、総観覧者数は近年、増加傾向にあり、2017年度は、実に872万人の観覧者がいるとのことです。2011年度には769万人だったことからもその人気ぶりが伺えます。
総観覧者数ランキングは、1位が名古屋市科学館(48.5万人)、2位はコニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City(37.1万人)、3位が大阪市立科学館(34.3万人)となっています。
都内で大平さんの開発したMEGASTARの上映を楽しむことができるのは、東京江東区の日本科学未来館。そして、東京都港区にあるプラネタリウムBARとなっています。
また彼が生まれ育った神奈川県川崎市にある「かわさき宙と緑の科学館」では、12K(約1億4000万ピクセル)の高解像度を誇る新型機種「MEGASTAR-III FUSION」が設置され、その上映を楽しむことができます。
テーマパークを丸ごと覆うというのが目標
SNS上では、情熱と愛情を持って仕事に全力を注ぐ彼の姿に称賛の声が集まりました。
「うちの地元のドームでもぜひ上映してほしいなあ」
「仕事に対して、本心から楽しそうに取り組んでいるのが画面からも伝わってきました」
「種子島の岩屋での上映を見ました。ぜひ、来年もやってほしいです」
番組の最後に「ディズニーランドとかのテーマパークを丸ごと覆うというのが目標」と語り、彼の描く夢の壮大さに驚かせられます。しかし、彼なら必ずや実現してくれるのだろうと思わせる何かが感じられました。
仕事をするならば、彼のように情熱を持って仕事に取り組みたいものです。
<TEXT/湯浅肇>