英語で「ビール2杯ください」って正しく注文できる?
英語の表現の中には、学校で学ぶ英語を基準にすると明らかに間違っているのですが、だれもが当たり前のように口ににするがゆえに、いつの間にか正しい表現のようになってしまっているものがあります。
その1つにあるのは、I will have two beer.「ビール2つください」のような表現。
本当に「飲み物」は数えられない名詞?
【第16回】「ビール2杯ください!」
「飲み物は数えられない名詞だから、Glass of やCup ofなどの数詞を付けなければならない」と中学校で学びます。つまり、コーヒーであればa cup of coffeeですし、ワインであればa glass of wineです。決して誤った表現ではありません。
文法的には正しい表現です。しかしネイティブスピーカーの多くはお店で注文するときに数詞を付けることは少ないです。
大手のコーヒー屋で「Lサイズのコーヒーを1つください」というには、Can I have a large coffee, please? です。日本語で必ずしも「1杯」と言わずに、「1つ」で済ませてしまうのに似ているかもしれません。
バーに行って、友達の分のビールも注文するという場合には、I will have three beer, please.です。
数詞を使うのはどんなとき?
日本の居酒屋ですと、「ビール」というだけで特にどのビールか指定する必要はないですが、海外のバーでは複数のビールがあることが多いです。
そんな場合には、I will have three Pale Ale and one Brown.のように言います。どちらにしても、数詞は使われていません。
数詞を使う場合は、飲み物のサイズを明らかにする必要があるとき。ビールはPint(パイント)というサイズが基準になること多いです。
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