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映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」レビュー!見終わったらきっとゲームがしたくなる! 

コラム

映画を楽しむ3つのポイント

見どころ1:ゲームの再現率の高さ

序盤のシーンからワクワクしてしまう。配管工として現場へ急ぐその場面は、横スクロールで動いていく。障害物などをうまくジャンプしたり避けたりして進んでいくシーンは、ファミコンやスーパーファミコンなど想起させる。「あ、マリオうまいな」なんて思ったりして、ゲームを見ているような感覚にもなる。

また、「スーパーマリオ 3Dワールド」で登場した透明土管や「スーパーマリオブラザーズ3」で初登場したタヌキスーツ、「スーパーマリオカート」で初登場したカート、そして、レインボーロード。

どれもこれも「ああ、それそれ」と懐かしく思い出すシーンばかりで、マリオたちを通して、その世界観を体験しているような再現度の高さなのだ。

映画の中のマリオとルイージは、痛みも感じるし、うまくいかないこともある。

ただの無機質なキャラクターではなく、感情や感覚を持っているからこそ、すぐそばにいるような没入感も得られるのかもしれない。

見どころ2:可愛いクッパとカッコいいピーチ姫

映画では、絶対的悪者であるクッパにとらわれるピーチ姫、という構図は存在しない。

そもそもクッパにつかまったルイージを助けに行くストーリーだし、キノピオたちを従えるピーチ姫は、自分で決断するし、戦う。
反対にクッパは大好きなピーチ姫への一途な思いを爆発させる。

勇敢で強いピーチ姫と、恋心がすべての発端でこんなことをしてしまってるの? と思わせるクッパ。

クッパがピアノ弾き語りで歌い上げるピーチ姫の歌は、切なくも可愛くもあり、思わず抱きしめたくなる。

いつもとはちょっと違うキャラクターたちの一面を見ることができるのではないだろうか。

見どころ3:ゲーム音楽と懐かしい音楽

全編を通じて、さまざまなスーパーマリオシリーズで登場した音楽が流れており、ステージでよく聞く音もあったりして、「ああ、これ64のだ!」など、それぞれのゲーム体験と重ねて聞くことができる。

自分が好きなマリオシリーズの音楽が流れると、テンションが上がる! 特にエンドロールのクラシックアレンジは、とても迫力があってかっこよかった。

それだけではない。布袋寅泰氏の「Battle Without Honor Or Humanity」やa-haの「テイク・オン・ミー」、マリオが頑張るシーンでは、ボニー・タイラーの「Holding Out For A Hero」などが流れる。色々なドラマや映画でも使用された曲なので、あの場面でかかっていたな……と、連想できる。

どこでどんな音楽が使われるかも、ぜひ注目して欲しい。

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