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「なんでもやります!」は逆効果。面接でうっかり言いがちなNGワード10選

学び

3.「福利厚生が充実」「ワークライフバランスが保てるから」

 3つめのNGワードは「福利厚生が充実しているから」「ワークライフバランスが保てるから」です。もちろん、福利厚生やワークライフバランス重視で会社を選ぶことは全く問題ありません。生活あっての仕事です。しかし面接の場では積極的には伝えないことをおすすめします。理由は「業務には興味ないのかな」と企業に思われてしまう可能性があるためです。

 ここで恋愛を例に考えてみましょう。「あなたの見た目がタイプです」と外見のみに焦点を当てられるより「あなたの内面のこんな部分が好きです」と言われたほうが、よりグッときませんか?これは面接においても同じです。外見に当たる「福利厚生・働く条件」の魅力を伝えるよりも「仕事の中身」について魅力を伝える方が効果的です。そうすることで「この人はうちの仕事についてちゃんと分かってくれているな。採用すればしっかり成果を出してくれそうだな」と思ってもらいやすくなります。

 少し話がそれますが、会社の福利厚生やワークライフバランスについて詳しく知りたい場合は、内定後の条件面談や社員面談の場で聞くことをおすすめします。すでに内定が出ているため、詳細を尋ねても会社にマイナスの印象を与えることはありませんし、自分が配属されるチームやポジションが決まっているケースも多いので、より実態に近い情報を得られます。

4.「◯◯の仕事だけやりたい」「なんでもやります!」

採用面接

 4つめのNGワードは「◯◯の仕事だけやりたいです!」、または「なんでもやります!」です。「◯◯だけをやりたい」のように希望する業務範囲が狭すぎると、面接官から「他の仕事が発生した場合ミスマッチになるのでは」と懸念されてしまう場合があります。

 逆に「なんでもやります」のような広すぎる伝え方も、面接官から「うちの仕事のことがあまり分かっていないのでは」と思われるリスクがあるのであまりおすすめできません。そしてこの「なんでもやります」は、中途採用の場合、特に注意が必要です。仕事に対するモチベーションの高さを伝えるためにこの言葉を使う人もいますが、中途は入社後に配属先が決まる新卒と違い、基本的に職種ごとの採用です。

 そのため「なんでもやります」のような伝え方をしてしまうと、モチベーションの高さを理解してもらうどころか、「業務について理解していない口だけの人」という印象を与えかねないので、できる限り使用は控えていきましょう。

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