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サル痘は同性愛者以外にも感染リスクが。「偏った報道への危機感」を専門家に聞く

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原因や対策はハッキリしているが…

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 適切で誠実な報道が求められるが、岩橋氏には具体的な案があるという。

「病気そのものをわかりやすく説明して、厚生労働省など行政機関が作成しているウェブサイトや資料の紹介など、正しい知識への誘導してほしいです。ちなみに現在、私たちの団体や国立感染症研究所などはサル痘に関する読みやすい資料を作っております」

 最後に、私たちはサル痘についてどのように向き合えばいいのか聞いた。

「まずは落ち着いて正しい情報にアクセスすること。加えて、安心して医療機関に相談できるような空気感を作ることも重要です、繰り返しになりますが、必要な人が必要なタイミングで検査・治療・ケアを受けられるようにすること。それがエイズ対策の歴史から私たちが学んできたことだと思います

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 岩橋氏の話を通して、サル痘に治療法がしっかりあることを知った人は少なくないのではないか。エイズが流行した時代とは違い、今では必要な情報が手に入る。一部の報道に惑わされずに必要に応じて適切な情報を収集することが求められる。

<取材・文/望月悠木 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>

【岩橋恒太】
NPO法人akta代表。新宿2丁目にあるコミュニティセンターを拠点に活動する。2007年頃より首都圏における男性同性愛者等に向けたHIVや性感染症の予防啓発活動、研究、地域のHIVに関わる人たちの連携・協働を進める活動に取り組む

フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている
Twitter:@mochizukiyuuki

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