ハワイ×日本の二拠点生活が激変。“実業家のカリスマ”が地方に注目するワケ
地方創生のひとつの大きな起爆剤に
水野:最後に、今後、直之さんが手がけていきたいことはなんですか?
本田:いろいろあるのですが、まずは2021年7月からスタートした鹿児島焼酎のプロモーションの企画を成功させることです。サロンのメンバーと知名度向上のためさまざまなプロモーション活動を行っているのですが、1年経って徐々に露出も認知度も向上しているように思います。
あとはそうですね……今後は狩猟免許を取りたいと思っています。というのも「猟友会の方々が高齢化していて、害獣を駆除する人が足りない」「技術が口伝えのものになってしまっている」という現状があり、これをどうにか変えたいと思っているのです。その現状をより深く知るためにはまず自分が免許を取ることが必要かな、と。
一方で日本のジビエは海外からも質が高いと注目されています。この社会課題とジビエ需要の高まりをうまくマッチさせることができれば、よいビジネスサイクルを回せるのではないか…と、今まさに考えているところです。この活動がうまくいけば、飲食業界の盛り上がりはもちろん、地方創生のひとつの大きな起爆剤になるはず。
点と点を線に変え、今度は面に変えていく。それは私がこの20数年間あらゆる場面で、実践してきたことでもあります。今後も新たなチャレンジをしながら、少しでも社会がよくなるような活動を続けていきたいと思っています。
<取材・文/水野俊哉>
【本田直之】
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画。常務取締役としてJASDAQ上場に導き、レバレッジコンサルティング株式会社を設立。日米のベンチャー企業への投資育成事業を手掛けるほか、日本の知られざる地方の名店を賞する「Destination Restaurants」の活動にも力を入れる。レバレッジシリーズをはじめ『パーソナルトランスフォーメーション』『人生を変えるサウナ術』など著書も多数。2020年からはオンラインサロン「Honda Lab.」を主宰し、新たなコミュニティを生み出し続けている。Twitter:@naohawaii