面接に通らない人がよくやる9つの「失敗の共通点」。真面目な話だけはNG
7.「困難を乗り越えた経験」が「特にありません」
面接に失敗しがちな人の共通点7つめは「困難を乗り越えた経験は?」という質問に「特にありません」と答えることです。先ほどの6つめで紹介した「最後の質疑応答で何も質問しない」こととも少し似ています。
この記事を読んでいる人の中には「困難と呼べる困難を経験したことがない」「だから困難を乗り越えたこともない」という人もいるかもしれません。もちろん、嘘をついてまで“困難”な経験を話すのはよくないのですが、しかしここで考えて欲しいのは、なぜこの質問をしたのかという「面接官の意図」です。
仕事は楽しいことばかりではありません。失敗することも、悩むことも当然たくさんあります。時には「辞めたい」と思う時だってあるでしょう。面接官は、求職者がそういった“壁”にぶつかった時、どんなふうに対処するのか知りたくて「困難を乗り越えた経験」を聞いています。「“困難”にも動じない強い人間かどうか」を知りたいわけではありません。
さらに言ってしまえば、面接官の根底には「たとえ“壁”にぶつかっても、そういう風に解決できる人なら、入社後も大丈夫だ!」と安心したい気持ちがあります。ですので、面接官が安心するようなコミュニケーション、すなわち相手の質問意図に合わせたコミュニケーションが取れると、面接の通過率はぐっと上がります。
8.過去の失敗話でかっこつける
面接に失敗しがちな人の共通点8つは「過去の失敗をよく見せよう、かっこつけようとする」ことです。
もちろん「“失敗する人”と思われたら、面接に受からないんじゃないか」「そもそも自分がうまくいかなかった時の話をしたくない」と悩んでしまう気持ちはわかります。
しかしここで理解してもらいたいのは「失敗すること」自体は、決して悪いことではないということ。大事なのは「その“失敗”をどう受け止め、改善するか」です。実際、面接官も、あなたを責めたくて失敗談を聞いているわけではありません。失敗した時の受け止め方や乗り越え方が知りたくて、失敗談を聞いています。
だから面接では失敗したことも踏まえて、等身大の自分を伝えるようにしましょう。変に失敗を隠そうとせず、自分のありのままを伝えた方が人間味も出ますし、プラスの評価を受けやすくなります。