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大幅下落のビットコイン「冬の時代」はいつまで続く?“2番手”にも注目

コラム

 2021年11月につけた過去最高値から実に6割超も下落したビットコイン。7月12日に2万ドルを割り、円建ての安値は260万円台。この「冬の時代」はいつまで続くのか、2万ドル割れは底打ちなのか、2024年の半減期で「大相場」は再現となるのか、仮想通貨界の英知の見解を聞いた!

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※画像はイメージです(以下同)

「1万ドル付近まで下がる可能性」

 仮想通貨投資支援サービス「クリプタクト」を手がけるアミン・アズムデ氏@aminimaz)は、相場急落の要因をこう分析する。

「2020年から始まった仮想通貨バブルはアメリカ人が中心となって1BTC=6万ドルにまで押し上げました。ところが、米中銀が利上げに動き仮想通貨や株などのリスク資産に逆風が吹くと、彼らがこぞって売りに走った。これが急落した最大の要因でしょう」

 7月14日現在は2万ドル台に回復しているビットコインだが、元外資系ファンドマネジャーの目には、「再び2万ドルを割り込んで、1万ドル付近まで下がる可能性はある」と映っている。

10億ドル以上含み損を抱えた“地雷”とは

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コロナ禍で始まった未曽有の金融緩和&財政出動で起きたバブルが崩壊。反転上昇には米利上げの打ち止めが必要か

「現在は仮想通貨だけでなくほぼすべてのリスク資産が弱気になっている状況ですが、仮想通貨特有の“地雷”の存在が気になる。そのひとつが米上場企業のマイクロストラテジーです。同社は2020年夏からビットコインを大量購入し、バブル形成に一役買い、今は12万BTCを保有する実質的なビットコインファンドです。

 しかし、10億ドル以上の含み損を抱えているとみられ、2万ドルを割った6月には株主資本が吹き飛ぶ寸前でした。もし彼らがビットコインを投げ売りすれば影響は甚大です」(アミン氏)

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