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職場の“方言ハラスメント”が起こるワケ。「なまりは失礼」なのか

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「パソコンなおしますね」と言ったら驚かれた

パソコン 仕事

【パソコンなおしますね!】
上京直後、パソコンをしまうときそう伝えたら「壊したの!?」と驚かれました。関西の言い回しです(35歳女性)

【社長がきちゃった】
ITの営業事務での出来事。「いらっしゃった」の広島流の敬語だけど、後輩に「え! 何かしたんですか!?」と驚かれた(38歳女性)

【~していただけると喜びます】
転職で上京した通信業で働く島根出身です。「幸いです」「助かります」をこう言います。メールには気をつけています(41歳女性)

【〇〇さん、帰りましょうね】
「しましょうね」は沖縄では「します」の意味。東京の出版事務職で上司に言うと「え、一緒に帰るの?」と周りに怪しまれた(34歳女性)

<取材・文・撮影/桜井カズキ ツマミ具依 写真/PIXTA>

【村嵜 要】
ハラスメント専門家。「日本ハラスメント協会」設立者。年間70社からパワハラ加害者研修の依頼を受け、毎年コンスタントにパワハラ加害者70人を更生

【篠崎晃一】
言語学者。東京女子大学現代教養学部教授。専門は方言学、社会言語学。著書に『それいけ!方言探偵団』(平凡社)など。TVの番組監修も行う

【林 桃子】
言語聴覚士。総合病院や吃音改善機関でリハビリ指導を8年経験。現在は発話や発音改善を行うダイレクトコミュニケーションの講師を務める

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