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女性が入浴していたら、窓に人影が…「のぞき常習犯」の“正体”に戦慄!

コラム

犯人の正体はまさかの…

 小野さんが知った、思いもよらぬ事実とはなんでしょうか。

「電話の向こうで母親が『え!?』と叫んだんです。犯人はそれに驚き逃げたようですが、母親から風呂場をのぞいているのは、隣の家に住む男友達だということを知らされました

 まさか友人が犯人だったとは……。

「ショックですよね。その人は、小学生からの同級生なので昔はよく遊んでいましたし、大人になってからも、近所で会うときはよく立ち話をして盛り上がっていました。警察に通報しようと思っていたのですが、直接話して二度としないことを約束し、謝罪してもらおうと考えていました」

本人の家へ訪れると、本人の父親が…

悩む女性

 犯人発覚の翌日。小野さんは両親と一緒に、のぞき犯である友人の家を訪れます。

「家へ行くと彼のお父さんが出てきました。私の母親が状況を説明すると、ひたすら謝罪していましたね。ちょうど本人が仕事で家にいないとのことで、後日こちらに謝罪へ来ると伝えられました」

 小野さんは、本人からの謝罪を待ちます。

ですが、2か月経っても謝罪しに来ませんでした。会わせる顔がないと思っているのかもしれませんが、さすがに怒りが込み上げてきましたね。もう一度本人の家へ行ったのですが、誰も出てきませんでした。

 そこから一度も顔を合わせることなく、半年ほど経過しています。今さら警察を介して話し合うこともないですが、こんなことが私の身に起こるなんて……」

 もしかしたら気づかないだけで、一度や二度ののぞき見ではなかったのかもしれません。本人の父親に伝えた日からのぞきはなくなったといいますが、軽犯罪法や迷惑防止条例の罪に問われる可能性も十分にある犯罪行為。怒りに堪えながら、インタビューに答えた小野さんでした。

<TEXT/Honoka Yamasaki イラスト/zzz(ズズズ)@zzz_illust

-[私の周りの迷惑な人]-

ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki

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