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若手が次々と消えてゆく「危ない会社」5つの特徴。会社案内の“スーツ”にも注目を

学び

 働き方改革、コロナ禍でのテレワークやDXの急速な浸透、SDGsや社会貢献etc. ビジネスを取り巻く環境が激変するなかで、会社のあり方にも変化が求められている。そんな時代の変化に対応できず、若手が次々と辞めていき、消えゆく「危ない会社」の特徴をプロフェッショナルが検証。あなたの会社は、大丈夫か?

[危ない会社]の特徴

※写真はイメージです(以下同じ)

外部から「働いてみたい」と言われないのは危険

 今回は“会社の色”とも言える組織体制をチェックする。ワークスタイル&組織開発専門家の沢渡あまね氏@amane_sawatari)は、危険な体制やカルチャーについて、こう指摘する。

「変革期を迎えている今のビジネスシーンでは、クラウドのように開かれた組織で、有能な社外の人材や取引先とコラボレーションしながら、いかに高付加価値、高収益のビジネスモデルを構築するかが社運を左右します。つまり、現代の勝ちパターンは、社外にどれだけ価値のあるネットワークをつくれるかがカギ

 逆に、『決まりきった登場人物だけで仕事が完結する』『すぐ派閥をつくってスクラムを組む』などの文化が根づいていると、常に成長を阻害するリスクを抱えることになる。そういう意味では、付き合いのある外部の人から『御社で働いてみたい』と言われないのは、かなり危険です」

ヤバい組織は特徴的なパターンあり

沢渡あまね氏

沢渡あまね氏

 また、こうした組織に属する人間には、特徴的なパターンが見られるという。沢渡氏は続ける。

「すでに通用しない過去の勝ちパターンや栄光にしがみつき、取引先や外注先をあごで使い、『やって当然』と相手のコストにも無頓着。雑用や儀礼的な手続きで周囲を疲弊させ、非正規社員に挨拶しないなど、平気で横柄な態度をとる。

 成長意欲の高い人材ほど、こうしたカルチャーを『情けない』『恥ずかしい』と感じるので、何も変わらなければ会社を去り、時代錯誤な文化がより濃縮されます」

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