未経験でも異業種で働ける時代に。転職で満足するための新トレンドが
経歴や前職にとらわれないことが大切
最後に、吉屋氏からこれからディグりたいと考えている人に向けてアドバイスをもらった。
「私の場合、文系の学部を卒業し、新卒では営業・企画職に携わっていたにもかかわらず、今はエンジニアとして働いています。結果的にロボフィスでの新しい仕事は自分自身の興味・スキルに合った仕事内容で、充実して働くことができており、転職をして良かったと感じています。
一人ひとりの経歴はさまざまだとは思いますが、経歴や前職にとらわれず、自身の興味やスキルと向き合って、何が自分に合っているのかを考えるのが大切かと思います」
コロナ禍で多くの業界が少なからずダメージを受けているなか、今こそ自分のキャリアついて考えるチャンスかもしれない。きっかけはどこにでも転がっている。たとえ未経験、異業種であっても、自分の可能性は無限大と思ってほしい。
<取材・文/一ノ瀬聡子>
【藤井薫】
株式会社リクルート HR統括編集長。『リクナビNEXT』編集長。1988年リクルート入社以来、人材事業のメディアプロデュースに従事。TECH B-ing編集長、Tech総研編集長、アントレ編集長、リクルートワークス研究所Works編集部を歴任。リクルート経営コンピタンス研究所兼務。著書に『働く喜び 未来のかたち』(言視舎)