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失敗しない「クレジットカード」の選び方。“クレカ100枚所持”の達人に聞いた

コラム

「還元率1%以上」と「年会費無料」が条件

 筆者は、キャリアはUQモバイルで、買い物はコンビニ(大手3社まんべんなく)が多く、Suicaで支払うことが多い。加えて、消耗品はスーパーやドラッグストアではなくAmazonで済ませることが多い。

「例えば楽天カードは還元率が高く、“楽天経済圏”ユーザーならば、間違いない選択肢です。とはいえ、Amazonユーザーのヤナカさんがポイントを貯めるために生活サイクルを変えるのは、今回の趣旨からは外れてしまいますよね

 以上をふまえて、菊池氏は2枚のカードを提示してくれた。一般的に、還元率が「0.5%」のカードが多いらしいが、今回の前提条件は、「還元率1%以上」と「年会費無料」。たった0.5%の違いは紙一重にも思えるが、実際使ってみるとかなりの違いを体感できるそうだ。

1枚目:ビックカメラSuicaカード

通勤・自動改札・イメージ

画像はイメージです

 まず、1枚目は「ビックカメラSuicaカード」だ。これは、「SuicaにチャージするごとにJRE POINTというポイントが貯まる(1.5%)」カードだ。

「都心部で電車に乗らない人はあまりいないはず。なおかつ、谷中さんのように電子マネーとしてSuicaを活用する人もたくさんいますよね。当然、券売機でチャージしてもプラマイゼロ。ならば、毎回のチャージでポイントが入ったほうが絶対お得です。

 モバイルSuicaのアプリで10円単位でチャージできますし、オートチャージ機能(一定金額以下になると自動的にチャージされる)も便利です。ちなみになぜ『ビックカメラ』なのかというと、このカードの他のブランドは、年会費がかかってしまうからです。ビックカメラSuicaカードは初年度無料、2年目以降も1回の利用で無料となります。他にも年会費無料のカードがありますが、リボ専用などあまりおトクではありません」

 多い月には、なんとなく支払いが楽だから計数万円チャージすることもあった。でも、これからは少しずつポイントが貯まっていく……。惰性でしかなかった行動が意味を持ったような気がして、不思議と胸が熱くなってきた。

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