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サラリーマン投資家が1億800万円物件を…敏腕投資家らの「ベストバイ首都圏不動産」

コラム

修繕費用がかさむのは築古投資の宿命

束田:7万5000円の予定なので想定利回りは12%です。予算100万円で最小限の修繕をするプランもありましたが、インフレの予兆がある今、建材が値上がりする前にガッツリ直して、価値ある物件を保有したい。在来のバランス釜風呂を撤去してタイル張りのシャワーブースにしたり、ワークスペースを兼ねた造作キッチンを導入します。

関田:私も絶賛リフォーム中で、ホテル風にリノベした部屋に中国人女子留学生が入ってくれました。物件の屋根に想定外の雨漏りが見つかったので、総額2000万円はかかりそうです(泣)。修繕費用がかさむのは築古投資の宿命ですね。リフォーム込みの利回りで9%くらいに落ち着きそう。

関田さんの駒込物件リフォーム前→リフォーム後

高島:僕の戸建ては建てられたのが平成中期と新しめなので、掃除したくらいで借り手が見つかりました。大学生のお子さんがいる4人家族に13万円で借りてもらってます。

束田:属性としてはかなり良好そうですね。

購入後の物件運営のポイント

高島:子供が小さいと物件を汚されるリスクもありますが、大学生なのでキレイに使ってくれることを期待してます。将来は建て替えや戸建て用地の出口を想定。今はローコストビルダーで1000万円で家を建てることが可能ですが、束田さんが言う通りインフレになれば、それも難しくなるはず。結果、中古住宅もつられて値上がりしてくるかもしれません。

関田:個人的に子供が成長して、家を買いたいタイミングなのですが、今の市況だと難しい。駒込の物件に80㎡のオーナールームがあるので、場合によってはそこに引っ越すことも検討しています。

高島:その手がありますね。

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