「牛丼店で680円のメニュー」を食べる人は出世できないのか。話題の投稿を一刀両断
“誰も決めてもいないルール”は無意味
清水氏は「ランチの値段やクオリティにこだわる人が仕事を上手くできるかはわかりません。ただ、『こうでなくてはいけない』というこだわりは仕事を進める上で障害になると思うので、むしろ仕事はできないと思います」と予想。
「私は新しいプロジェクトを進めるにあたり、『前回はこうだった』『前任者の時はこうだった』という考えを持ちません。同じ仕事をする仲間にも持たせません。進む道はできるだけ一本道で、平たんであることが最短で最大の結果を導いてくれると考えています。
ランチのメニューの選択に、『せねばならない』という考えはそもそも不要だと思います。1時間かけて食べて、午後からのハードワークのため英気を養うこともあります。30分で終わらせて仕事の続きをすることもあります。
“誰も決めてもいないルール”に縛られることほど無意味なことはないでしょう。朝に買っておいたサンドイッチをパクつきながら、メールの返信する人、仕事を少しでも進めようとする人もいます。彼らにとってランチのために外に出ることは時間の浪費かもしれません。とはいえ、自分の考える仕事の進め方、もしくはその日の忙しさに応じたランチの取り方がベストです」
個人経営店は思考訓練にもってこい
デキるビジネスパーソンを目指すためにランチのとり方を掘り下げたい。チェーン店と個人経営の店では、どちらに足を運ぶほうがイケているのか聞くと「チェーン店はマニュアル的対応でしょうから、行くなら個人経営の店でしょう」と回答。
「私の場合、片づけの視点から見るようにしています。テーブルの上に調味料はいくつあるのか。メニューの数と稼働人数。そうすると夜の回転率まで考える思考訓練にはもってこいの場所です。
一方、チェーン店は大体どこも利益率は決まっているので、むしろ立地に注目します。このロケーションに出店しても赤字なのに、どうして出し続けるのかを考えるようにしています」