学歴フィルターや服装ルールは存在する?就活ナゾルールの“ホント”を人事担当に聞いた
選考は説明会やインターンでも
ナゾルール以外にも就活にまつわる不透明な噂は多い。「本選考には関係ありません」と記載われている説明会やインターンシップであっても、実際には選考されていることがあるのだ。3人の答えはどうなったのか。
「本選考としては実施していませんが、グループディスカッションの関わり方や発言等を今後の選考の参考とすることはあります」(長谷川さん)
「説明会やインターンシップだけで選考することはありませんが、その場で与える印象は大切だと思います。次の面接官に就活生の印象を伝えてから面接は始まるため、良くも悪くも前段階で有利、不利になることはある」(川上さん)
「インターンシップなどを選考に関わるものにしてはならないと就職協定で決まっています。なので、表立ってはしていませんが、その中で選考していくこと自体は必ずしもダメということではないし、就活生も選考されているとわかっているでしょう」(武田さん)
ネット上でも選考
さらに、面接やインターンシップだけでない、就活生のプライベートな部分にも面接官の目が行き届いている場合もあるそうだ。それはTwitterやFacebookなどのSNS。なかには学生の裏アカウントを調査する企業もあるという。
「コストや法抵触の問題もあり、なかなかうちの会社では導入するのが難しいですが、就活生はネット上でもリスクを考えて、不用意なカキコミは控えたほうがいいかもしれません。どこで誰にみられているかわからないので。細部まで気を遣い、常に選考されていると思ったほうがいいです」(武田さん)
ノックの回数など、企業側があまり気にしていないものもあったが、就活ナゾルールは実際に存在し、選考に影響していることもあった。就活生は未知なるナゾルールに今後も苦しめられることになりそうだ。
<取材・文/アンドリュー>