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東大大学院を中退したプロゲーマー、テレビ局の質問に疑問の声も…

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 海外では大きな盛り上がりを見せているeスポーツは、大会の賞金も桁違いです。

E-SPORTS EARNINGS」によると、2017年のトッププレイヤーは、ドイツ国籍のKuroKyさんで、獲得賞金額は243万6772.40ドル。

 1~5位までの選手は1年間の獲得賞金金額が2億円超えのプレーヤーで占められています

 それに対して、昨年国内でもっとも多く稼いだときどさんは、全世界ランキング169位で、10万9000ドル(約1200万円)。彼がeスポーツを目指すきっかけとなった存在で、番組内でもライバルとして紹介されていた梅原大吾さんは、1万6500ドルです(約180万円、参照)。

 こうして見ると、日本においてeスポーツは、まだ普及段階と言わざるを得ません。

 プロゲーマーとしての運営資金は、スポンサー契約や大会の賞金で賄われています。それだけに、業界の盛り上がり自体がeスポーツの発展に直結する問題と言えるでしょう。

インタビュアーのある問いかけが議論に…

 インターネット上では、取材班の「プロゲーマーという生き方に後悔はありませんか?」という質問に、議論が沸き起こっています。

「後悔ってなに? そこは今後の目標を聞くところでは? 失礼だと思います」

「テレビ局側が、プロアスリートとして認めていないことがわかります」

 などと批判の声がある一方で、

「これがときどさんの言う『勝手に持ち上げられている』という感じなのかも」

「プロゲーマーを知らない人に知ってもらうための構成だったし、そういう質問も仕方ない」

 といった、現状ではそう言った質問も致し方ないという意見も多く見られました。

 ときどさんは「僕は、後悔はまったくないですね。この道を選ぶときにすごい迷いましたが、今となっては選んで本当に良かった」とさらりと言い切ったことが印象的でした。

 ときどさんのストイックな姿勢は、アスリートのトレーニングと変わることはありません。また、将棋やチェスのような、頭脳戦としての魅力もeスポーツにはあります。

 日本ではまだまだ未知の分野のeスポーツに、果敢に挑戦する彼の活躍に期待しましょう。

<TEXT/湯浅肇>

写真をメインに数多くの時事ネタやマルチメディア関連の記事も執筆。常に斬新な切り口で情報発信を目指すアラサー男子

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