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思いつくまま投稿してもダメ!SNSでファンが増えない人の特徴と解決策

ビジネス

思いつくまま投稿してもファンは増えない

SNS

 実際にSNSに投稿する際、あなたはどのようなことに気をつけて投稿していますか?

 思いつくままに投稿していると、どうしても自分の書きやすい内容に偏ってしまいがちです。せっかく投稿するのであれば、フォロワーの興味を引き、共感や信頼感を持っていただくことができる、ビジネスに繋がっていく投稿をしたいですよね。そういう場合は、下記の3つのポイントに気をつけて投稿することをおすすめします。

ポイント1:実績を伝える
ポイント2:その分野のお役立ち情報を伝える
ポイント3:多面性・近況を見せる

 そして、先ほど決めた「メッセージの方向性」によって、3つの投稿内容の比率を変えてみてください。

3つのポイントに沿って投稿すると…

 マナラ化粧品のアカウント目標が「マナラ化粧品を使いたい!」というメッセージの方向性なら、その分野でのお役立ち情報を伝えながら、信頼できる実績も伝えることで購入に繋げていくことができるでしょう。

 一方、例えば私のInstagramでの目標は「共感できるなあ。いつか学ぶならこの人からがいいな」と思ってもらうことです。Instagramでは、私は共感を大事にしているので、多面性やお役立ち情報をメインに投稿しています。

【実績:お役立ち情報:多面性・近況の比率】
マナラ化粧品Instagram……3:6:1
笹木郁乃Instagram……1:6:3

 注意する点としては、どれか1つの項目だけ10割という偏った投稿をするのではなく、2:2:6でも、3:3:4でもよいので、目標によって比率をバランスよく変え、3つの項目が入っていることがポイントです。

 人柄だけではサービスの価値が分かりませんし、実績だけではすごいことは分かるけど共感できない。また、お役立ち情報だけでは、人柄が見えないため、あなたからそのサービスを買う理由が明確になりません。3つのポイントを漏れなく伝えることが、ファンが増えるアカウントに育てる鉄則です。

<TEXT/PR塾主宰 笹木郁乃>

山形大学工学部卒業後、アイシン精機(現・アイシン)で研究開発に従事。その後、寝具メーカーのエアウィーヴに転職し、PRに注力。独立後は企業向けの広報PR支援事業を立ち上げ、経営者や個人事業主、広報担当者などにPRスキルを伝える「PR塾」も主催。著書に『0(ゼロ)円PR』(日経BP社)、『SNS×メディアPR 100の法則』(日本能率協会マネジメントセンター)。
Twitter:@ikunosasaki
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Instagram:@ikunosasaki_private

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