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「世界一厳しい消費者は日本人」フェイスブックジャパン元代表が語る、ヒットするブランドの作り方

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国内外トレンドから独自のレモンサワー開発

MOON-X

 また、海外のトレンドをキャッチし、商品開発に取り入れた事例もあるそうだ。宮田さんが続ける。

「海外の若年層に支持されるハードセルツァーがブームとなっている流れを汲み、2021年5月にはレモンサワーの新商品『PULEMO(ピュレモ)』のクラウドファンディングを行いました。背景には、消費者の定性調査を行うなかで、週に1回以上レモンサワーを飲む人の割合が実に4割近くにのぼること、すっきりとした味わいや甘さ控えめなレモンサワーが支持されていることがわかったんです

 これらの意見を反映させるために、ローアルコールや無添加が特徴のハードセルツァーから着想を得て、体に優しくも美味しいレモンサワーへと昇華させました。結果としては、500人を超える支援者から400万円ほどの資金が集まり、PULEMOに対する消費者のニーズが想像以上に高いと実感しています」

クラウドファンディングはアイデアの実験台

 11月からは新たに、宮崎県産の紫芋「アヤムラサキ」を原材料に使った「ルビーレッドエール」を鋭意企画中だという。ビールの美味しさのほか、紫芋を使った綺麗な色合いも楽しめ、さらにはCAMPFIRE上でビールに合うチーズとのペアリングセットの訴求も実施することで、付加価値を提案していくそうだ。

 最近では、個人ではなく企業が、クラウドファンディングを新商品のテストマーケティングを行うプラットフォームとして活用されるケースも多い。

「マス向けの商品展開を考えるとなると、どうしても当たり障りのない最大公約数的な商品に寄ってしまうが、クラウドファンディングはエッジの効いた商品を出しやすい。その成果の良し悪しによって、商品のニーズかあるかどうか、あるいは今後来るであろうトレンドも掴めるようになります。アイデアの実験台とも呼べます」(長谷川さん)

 また、アンケートや購買データなどから読み取れるシグナルやサインも見逃さないように努めているという。

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